2017.01.09 壮大な実験(笑)
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FUJI X-E1 with XF35mmF1.4 R

今日、高速道路を走っていると、ボタッと上から何か落ちてきた。同乗者がたまたまセンターコンソール
の灰皿の中に落ちたそれを見て「ビスだよ」と。どこから落ちてきたのかというと、幌をたたむときにつかむ
凹みのパーツを止めているビスだった。たぶん、走行中の振動で緩んできていたのだろう。
先日記事にした壊れたジッパーといい、ウオッシャーノズルの台座といい、使えば使うほど壊れていく。
頭の中を横切ったのは、走っていると幌が外れ、フロントフェンダーが外れ、ドアが外れていく悲惨なロード
スターのお姿(お前は、ハウルの城か)

新車だと許しがたいこれらのことも許してしまうほど、とても楽しい車生活を送っているが、ただ、不安要素
もある。それは自分の体がこの車についていけるだろうか、という不安だ。なにより予想していた以上に
NVHが体に堪える。まあ、25年前のスポーツカーだから当然なんだろうけれど、半日使って帰ってきたら、
なんか体がだるい。ミッションを操作する左肩もパンパンにこっているし、口の中が荒れて痛い。
正月疲れ?ならまだいいが、どうなんだろう?まあ、前の車と違って、操作が手動で慣れていないことと
(シフトアップはできるんだけれど、シフトダウンするの忘れるんだよねー)いい気になって走りまくっている
からそうなるんだろう。けれど、連れ合いの7年落ちの軽自動車を運転すると「ああ、なんて楽ちんなんだ」
と思う今日この頃。
果たして我がロードスターは、「昔憧れたスポーツカーを、今、おじんが無理せず普段使いすることができ
るか」という壮大な実験(笑)のサンプルとして成り立つのかどうか、結論出すのはまだまだこれからだな。


2017.01.07 操る車
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FUJI X-E1 with XF35mmF1.4 R

ちょっと硬いジッパーを無理やり動かそうとしたら「バキツ!」っと壊れた。正確にはジッパーのつまみ?が
壊れた。だから、指でジッパーを動かすことができない。そこで、ホームセンターにいって小さなペンチを買
った。ロードスターの「幌のジッパーを動かす専用ペンチ」として車に常備することにした。
ボンネットを磨いていたら、ウオッシャーノズルに手が当たった。その衝撃でそのノズルの台座が割れた。
放っておいても大丈夫だろう。ハンズフリーマイク用の線がハンドル下にぶら下がっているので、奥の方の
隙間に隠そうと手を入れたら、その隙間に隠れている何かわからないザラザラしたものが、古い家屋の壁が
ボロボロと粉になって落ちるみたいにフロアに落ちてきた。よくわからないが、なんか気持ち悪い。
車庫保管らしいこの車は、暗闇の中で静かに時を過ごしていたのだろう。それが、突然外の空気に触れ、
動かさなければ壊れなかった劣化した部品が突然壊れ始めた・・・・みたいな。お前はミイラか?

本日は、ハンドリングについて話そう。(偉そうに)
狭い道幅がところどころある峠を超え、海岸線に出て、その海岸の形をトレースするような地方道のワイン
ディングを、時には気合を入れ、しかしほぼ流すような気分で150キロ走ってきた。前半はオープンで。
自動車評論家じゃないから、色んなタイプの車を運転したわけじゃないけれど、FFだと(ワタクシの運転した
ことのある)、コーナーにスピードを落として入っていって、ハンドルを切るとつんのめりながら曲がっていく感じ。
ハンドルも真っ直ぐになりたがって曲がりたがらない感じ。だから、無理やりって感じ。気持ちよくない。
この間までの愛車レガシーはスポーツ四駆。四輪駆動。電子制御だから、コーナーで四輪駆動になっている
のかどうかわからないが(タイヤが鳴るほどのことはしていない)安定感。安心感。これはこれでよかった。
でも、ヒラヒラ感はなかったなー。
・・・・で、ロードスター。ヒラヒラ、スパって感じ。頭が軽い。この車には、ナルディというメーカーのちょっと細め
のウッドステアリングがついていて、その細めのハンドルを右に左に回しながら、曲率の高いS字コーナーなん
かを走っていると、もう楽しくって微笑んじゃう。(そんなにスピードを出そうとはしてないよ、安全運転)
「頭が軽い」って書いたけれど、「ハンドルを回すのが軽い」と言ってもいい。
マツダはこの車の開発ポリシーを「乗っている人間を中心にして回ることを理想とする」てなことを、どこかで
読んだ記憶があるが、実際「そんな感じ」を体現できる。車に「乗せてもらっている」じゃなく「操っている」感じ。
声を大にして言おう 「車は単なる移動手段じゃない!アタクシはこんな車が好き!」

もう、1000キロ近く走っちゃたよ。仕事の帰りも遠回り。とにかくクネクネ道を探しながら走ってます。
あとは、この状態でこれ以上壊れませんように、と願うだけだ。


2017.01.05 ユーノス・ロードスターという回春装置
元旦を挟んで10日間。ユーノス・ロードスターを乗り始めての感想まとめ。
最新のロードスターを試乗した時、「フツーの車だなー」と率直な意見を述べた。
MTとAT、両方合わせても30分ほどフツーの道をフツーに走っただけだから当たり前といえば当たり前。
で、25年前の、車庫保管していただろう走行距離48000キロのユーノス・ロードスターはどうか?

最新はそうでもなかったんだけれど、これは幌を上げててもオープンカーなんだなー、ということ。
交差点で止まっていると、どこかの隙間からだろう、歩道でしゃべっている人の声が車内に入ってくる。
こりゃ、びっくりしましたね。クローズドの車だと窓を閉め切っていれば、外の音なんてほとんど入ってこない。
それが、風に運ばれて入ってくるかのごとき、「フワー」っと聴こえてくるんです。
・・・・ということは、走っていれば、風切り音や、ロードノイズ、エンジンの音がバンバン入ってくる。
だから、うるさい。特に高速道路はすごい。音楽やラジオの音なんかほとんど聴こえない。
聴こうとしてボリュームあげると、もう、しっちゃかめっちゃかになるから、イライラしてしまう。
だから、ステレオの音を切って、ロードノイズやエンジン音を聴きながらのドライブのほうが楽しい。
面白かったのは、舗装の仕方によってロードノイズの音が違うのを聴き分けるのが楽しいと思った自分。
それに、雨がまた良い。傘をさしているのとそんなに変わらないから、雨音も楽しめる。
逆に、幌を下げて走る方が静かに感じる。そんな音を、風が全部後ろに運んでくれるから。
奇異な目で見られるのが恥ずかしいから幌を上げて走っているけれど、ほんとうは雨以外全開で走りたい。

MTはどうか?
いや、もう別に緊張することもなく普通に使えます、60前のオヤジにとっては昔取った杵柄。
しかし、ATの発進加速は早いねー。まあ、馬鹿でもアクセル開ければ瞬時にスピードが乗るからね。
こっちは、エッチラオッチラ足と手で車速が上がるように仕向けなきゃ―いけないんです。だから、遅い。
開き直って「早いのがどうした、遅いのが悪い?」って感じ。(まっ、じくじたる思いはありますけれどね)
ただ、回転計を見るね、やっぱり。どれくらいの回転数でシフトアップすれば、スムース且つ早くスピードに
乗せられるかってこと考えるからね。今のところ、2速飛ばしで、2000回転ぐらいでポンポンつなげば、
スムースに発進加速できることがわかった。あとはもう少し早くなりたいねー。あと、バックギアに入れても
ピンポン音がならないだね。それに、駐車するとき、パーキングブレーキに加えて、ギアをローに入れる癖
があるんだけれど、次にエンジンかけるとき、ローに入れていたのを忘れてエンジンキーを回すから一瞬
車が前に動いちゃう。これはやばい、自分の癖を自分で忘れている。早くルーティーン化させたいね。

燃費はどうか?
思ったより結構伸びてるのかなー、って感じ。だいたいリッター13~14キロ走る。
しかし、燃料計がアナログだからあんまり信用できない。今の車だと「あと何キロ走れます」なんて表示す
るでしょう。あんなのないから、空っぽになるギリギリまで給油しない派だったのに、早めの給油を心がける
派になった。だいたい、400キロ走ったら給油ってところかな。

すべて手動はどうか?
今の車だと(この比較ばっかりだけど)、キーレスエントリーだとか、自動ライトだとか、間欠ワイパーとか
雨滴感応ワイパーだとか、オートエアコンだとか、そんなの全部ない。だから、全部自分でやらないと。
まあ、不便はしてないけれど、あれば便利だね。ただ、それぐらいのこと。あと、ライトを点けると「バカ」と
収納されているライトが立ち上がるの、あれ結構恥ずかしいね。そんなものより必要なのがカップホルダー。
三が日の最終日に、連れ合いと京都まで初詣がてらドライブしてきたんだけれど、カップホルダーがないから
セブンイレブンで紙製のコーヒーのカップを入れるやつをもらって代用した。早く何とかしないと・・・・。
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2017.01.01 2016年の○と×と、2017年のあけましておめでとうございます
毎年年末の恒例行事、washiaya的○と×・・・・
の記事を年末に書いて大みそかに投稿しようと思っていたら忘れてしまった(トホホ)
なので、年始のあいさつと共に・・・・・

しかーし、昨年一年を振り返ってみると、私事はかなり刺激的な1年となった。
何と言っても○はユーノス・ロードスターである。苦節25年、グジグジと、のたまっていた憧れのオープン・
ツーシーターを手に入れた。もう、そろそろ「親」としての役目も引退の時期を迎え、「個人」として生きていく
算段がついた良いタイミング。これを逃してなるものかと、一基果敢に攻めたのが良かった。(誰を攻めた?)
「憧れ」が「現実」になるのにはかなり「勇気」がいる。「セカンドカー」ならそうでもないだろう。財力があれば
簡単だ。しかし、「ファーストカー」としてのオープンツーシーターだもんね。さて、これからどうなるやら・・・。
久しぶりにカメラを買った。プラベルマキナ。これも○。ラストカメラかもしれない。
新しく出るデジタルカメラにはもう興味はないな。その点古いカメラは楽しいや、刺激的。
でも、まあ、フィルム終焉の時期が近づいているから、いつまで現役で使えるやら。
(使ってるんだけれどね、撮ったフィルムを現像してないだけ)

×は・・・そうですねー、ひとつは子供が巣立っていくというのはやっぱり寂しいもんだね。
それと、やたらとノスタルジックになってきたことかなー。つい、この間まで疲れ知らずでひたすら走っていた
のに、ちょっとペースを緩めると、途端に疲れが実感されて、「ああ、年とったなー」って感じのノスタルジック。
【歳をとると、始まりの事柄に戻っていかなければならないことがわかってきます。あるいは感傷的になれる
ものや何かへと。色々な意味で人生が閉じ、物事が簡単にはいかなくなり、わくわくすることもなくなると、
まあ、どうあらわしてもらってもかなわないですが、そうなるとノスタルジックになっていくものです。】
7月30日の記事にも書いたアメリカの画家、サイ・トゥオンブリーの言葉を再掲載する。
まあ、この先立の言葉に習うなら、×ではないかもしれないな。人生とはそんなものか?

さて、年が明け、今年は現役最後の年となってしまった。(一応の定年退職の年ということね)
まあ、社会人としての区切りの年でもあるので、「立つ鳥跡を濁さず」でいきましょうか。

それでは、本年もよろしくお願いします。


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2016.12.29 まだ、運転している方が楽しい
今の日本の車のデザインのトレンドは、抑揚のあるデザインで、特にトヨタのデザインはぎょっとするほど
大胆で、他人事ながら「そこまでして大丈夫なのか?」「世間にウケるのか?」と思えるほど、凸凹の多い
爬虫類的なデザイン。おじさんはついていけない。しかし、売れている。

NAロードスター、見ていると惚れ惚れするデザインだ。
乗り込む前に、一度その姿を眺めてから乗り込んでいるぐらいだ。
シンプル。無駄な凸凹のないプレーンなデザインが好きなのだ。だから、写真をバシバシ撮りたいと思っている。
何年か前だか、写真家の佐内正史氏が赤いニッサンGTRを撮って「赤車」として発表していた。その展覧会の
様子を雑誌で観て、ロードスターの魅力でもあるその美しいデザインをバシバシ撮ってみたいと思っている。
やってみたいと思っているが、今は見るだけで精一杯。「撮る」ヒマがあるなら「運転する」ことに時間を費やしたい。
旅行先なんかで美味しそうな夕食が出ると、カメラを出して撮るより、食うほうに興味がいってしまっているから、
食べ終わってから「ああ、記念に写真とっておけばよかったなー」ということが多々ある、あれとよく似ている。

そんなことで、写真は後回しにして、今の課題はシフト操作ですね。特に発進から加速していくとき。
目標は、CVTのようなスムースな加速感(体感)。隣に乗っている人が「えっ?いつシフトチェンジしたの」と思う
ぐらい滑らかで、なおかつスピードに乗ってる感じ。実は、信号待ちからのスタートで、丁寧に操作すると、まわり
の車に置いていかれるし、ちょっと出足を早くすると、いかにも「シフトアップしました」という継ぎ目が露骨に体で
感じるし、何一つ満足いく操作ができない。それで、思いついたのが平坦路で、1速から2速飛ばしで3速に入れ
ること。これだと、シフトショックもなくスムースに加速して行ってくれる。ただ、やっぱりそんなに早くない。ま、普
段の運転だとこのほうがストレスなく運転できる。こういう使い方、良いのかどうかわからないけれど、「スムース」
という点では課題を少しクリアーできたかな。

2016.12.26 冬のオープン、正解
オープンカーといっても年がら年中オープンで走ることはない。
ほとんどクローズドで使うだろう。特に日常使う「これ一台」だから、ほとんどが「ケ」。オープンは「ハレ」

「ハレとケ」とは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。
民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの
「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表している。 Wikipediaより転載

で、試してみた。寒空の下での「ハレ」 結論、正解。(もちろん、雨は降っていない)
「こんな寒い冬にオープンで走るなんて・・・・」というステレオタイプ的見解は払拭したほうがいい。
オープン乗りの意見を調査(ネットで)してみると、オープンは秋から冬に限ると。
初日は無防備でやってみたが、外気温3度ぐらいだとさすがに肩から上が寒風にさらされるので、小一時
間も走ると寒くなってくる(ただし、下半身はヒーターが効いているから暖かい)。二日目はニット帽とネック
ウォーマーで上半身を防寒すると、3時間ほど走ったが、快適快適。完全防備のバイクツーリストの姿が
気の毒に見えた。(彼らはそんなことはへっちゃらなんだろうけど)、ただ、日差しがねー、目が疲れる。
曇っている方がベストかも。(まあ、サングラスかけりゃ、いい話)

夏はどうなんだろうね。
アジジな夏の直射日光と路面からの照り返しのサンドイッチ効果で、死にそうになるのかな。なんとなく
「夏のオープンカー」なんてイメージがあるけれど、たぶんイメージだけで、気持ちが良いのは高原の
ワインディングロードだけなんだろうな。(そういえば、遠い昔、バイクで八ヶ岳周遊道路走ったけれど、
走りながら「ワオー!」と叫ぶぐらい気持ちよかったな。)
ベストシーズンは5月前後かな。紀伊半島には「高野竜神スカイライン」っていうワインディングがあるし、
大台ケ原に向かう道も良いし、奈良の五条から和歌山の新宮市に向かう国道168号も山岳道路的だし、
結構楽しい道は多い。普段の街乗りは「ケ」だけれど、「ハレ」て運転できる道もたくさんあるから、今から
楽しみだ。

2016.12.25 人馬一体、という感じ
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二日間で350キロ走ってみた。
この車からマツダは「人馬一体」というテーマで車を開発している(らしい)
「人馬一体」とは、騎手と馬の心が一つになったかのように、巧みな連携をすることを言う。
騎手が初心者だから(というか、なまくらだから)、馬はその力を十分発揮できないでいる(ように思う)
でもね、その片鱗、もしくは手ごたえを感じた350キロだった。

このロードスターを記事にした色んな情報で、「運転手がハンドルを切った通りに車は向きを変える」と
いう、その常套句が少しわかったような気がした。まあ、素人さんだから「感じ」だけかもしれないけれど、
コーナーへ侵入して行って、自分が思った「これくらいかな?」という操舵角にハンドルを回すでしょう、
すると「スパ!」っと、車は向きを変えてコーナリングしていくの。例えば、右コーナーで、これぐらいのス
ピードならこれぐらいの操舵角にハンドルを切れば、センターラインぎりぎりをなめてトレースするんだろ
うなー、とコーナーへ入っていくと(文章にするとのんびりした感じですが、そんなにのんびりしてない)
センターラインをはみ出しちゃう。つまり、お別れしたレガシーの感覚でコーナリングすると、レガシーより
早くクリッピングポイントに点いちゃう。
注※ クリッピングポイントとは・・・・・
コーナーをもっとも速く走ることができるベストなコーナリングライン上で、コーナーに対して最内側に位
置するところ。それぞれのコーナーで位置は異なるが、そこを確実にとらえて走れるかどうかでコーナリ
ングのスピードは変わってくる。アウト・イン・アウトのコーナリングラインでは、インの位置がクリッピング
ポイントである。 Weblio辞書より転載

スピード感に「ビビってしまう」からそうなるのだ(最近の、騒音・振動・ハーシュネスに優れた快適な車じゃ
ないから、自分が感じているより実際のスピードは遅い)、という見方もできるが、どんな場面でも「よっこ
らしょ」と向きを変えることもなく、「おっとと」という感覚のコーナリングもなく、気持ち良く曲がる。
「ハンドリングマシーン」という言葉を思い出した。騎手の「曲がろう」という思いが、馬の伝わっている?
あと騎手が技術を磨かなければならないのは、ミッション操作だね。オートマチックに慣れてしまった、な
まくらな左足と左手の感覚がどうも上手くリンクしてくれない。もう、ドタバタ。早く上手くなりたいなー。