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2021.07.05 おじさんは溜まり場が欲しいんです
 小屋を組み立てていて、ふと思ったこと。
高校生の頃、父親が自宅のある土地の一角にアパートを建て経営をしている友人がいた。
アパートといっても、木造平屋の文化住宅。間口は一間、部屋は4畳半が二間続きだったような。半畳ほどの台所が奥にあり、トイレはもちろん汲み取りで内風呂は当然なかった。今の時代の賃貸からいうと、とんでもない質素な雰囲気であったが1970年代当時は全国どこもこんなもの。水洗トイレ・内風呂のある賃貸マンションなどという洒落たアパートは、地方には珍しい時代だった。
 その一部屋を、友達が親からあてがわれ、自分の部屋として使っていたが、親の目から少し離れた場所。漫画好きの本人が集めた漫画本が所狭しと置かれ、最新版を読みたければ、その部屋に行けばあるような部屋。部屋の真ん中には電気こたつと麻雀パイ。もちろん、灰皿もおいている。当然のごとくそこは、当時の「ちょっと不良な」高校生が現実逃避する場所としては理想郷。ワタクシも例にもれず、することのないときは、その部屋に入り浸り、大人が顔を少ししかめるようなことをそこで覚えた。しかし、そこへ集まる友人たちの影響を受け、世界が広がったのも事実。今思い返してみると、今の自分の原型を作った場所がその「溜まり場」だった。

 「溜まり場」。なんと、魅力的な場所でしょう。例えば、行きつけの居酒屋やスナックや喫茶店。こんな場所を確保できているおじさんが羨ましい。そこに行けば、気の置けない知り合いがいて、他愛もない話をしながらダラダラと過ごす場所。今、そんな場所がことごとく悪者となり、人々は仕事が終わればまっすぐ家に帰り、他人と接触することにおどおどせざるを得ない環境に置かれています。こんな潔癖で他者との関りが希薄な環境がいつまでつづくのでしょうか?この先、表面的には必ず平穏な社会生活には戻れるでしょうが、溜まり場に自由に出入りできる日が来る頃には、その「溜まり場」がなくなっていた、という悪い冗談にならないか心配しています。

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2021.07.02 建築家になりたい
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2021.06.16 久しぶりにアート的思考した日
毎年、少なくとも三つ四つ行っていた美術館。感染症が日本に上陸してから、とんとご無沙汰でしたが、最も近場の和歌山県立近代美術館に、新しく館所蔵作品の仲間入りした写真家・奈良原一高の「王国」の一部作品が展示されているのを聞きつけて行ってきました。今までは、大きな美術館で行われる企画展覧会が情報として目に留まりがちでしたが、コロナ禍の中、他府県に行くのも気が引ける昨今、久しぶりに行ってみると、何の何の、我が町の美術館も頑張っています。というか、この美術館に入るのも3年ぶり。自分が知らないだけで、この美術館も少ない予算で良い作品を手に入れていたんだなー、と見直しました。
印象に残ったのが、
ボイル・マーク 「黒いふち石の研究」
久しぶりに見たけれど、その印象は色褪せないねー。このひと、世界地図を壁に貼って、友達にダーツを投げてもらい、当たった場所に行って、その地面を半立体の作品として完コピした人(注・裏付けが欲しかったのでネットで調べてみましたが、あまり詳しい情報がなかったので、たぶん)なんですが、元祖「ダーツの旅」。
鈴木理策 「海と山のあいだ」シリーズ3点
杉本博と並んで、我が心の師匠。ベニヤ板1枚分ぐらいの大判プリントで見せてもらえると、魅力度マックス。家に飾りたい。
鴫 剛 「無題 F」
波の写真を絵具で現実をトレースしたモノクロ絵画。168.5×214.5の大迫力。空と砂浜は省略され平面処理されているから、現実ではないところが写真ではない。(当たり前だが、波だけが存在する場面は不思議)
杉本博司 「オイスター・ベイ」
鴫 剛の作品の次に展示されている師匠の博物館シリーズの一つ。こちらは、作り物を現実世界に近づけた紛れもない「写真」。鴫 剛の作品のアンサーか?といらぬ勘繰りをしてしまった。

で、写真に興味を持っていて、昔は、自分でも絵画を勉強していて、モダンアートが好きなワタクシが、館所蔵作品展「もうひとつの世界」に出展しされていた写真やそれに類する作品を見て感じたこと。
同じ視覚伝達系表現の写真も絵画も、どんどんその垣根が取り払われて、写真であるのか絵画であるのかそれは問題ではなくなり、写真、それも投稿写真を売りにしていたアサヒカメラが廃刊になったのは自然の成り行きだなー、という事。(ちょっと雑な言い方だけれど)つまり、アサヒカメラの投稿写真は、写真を撮る人が写真の枠の中で写真を撮っていたから、編集部や選考する人が「はい、もうわかりました」で、投稿写真を選べなくなって、いきづまっちゃったから休刊したんじゃないだろうか。(という、偏見)それはもうSNSの仮想空間で「イイネ」の数で決まっちゃうんだもの、残念だけれど。
じゃあ、お前さんはどうするんだい?と問われれば、何も答えられない。だから、今は、庭に咲いている花を撮ることから始めようかな。


2021.06.01 ワタクシの食に関する思考回路
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「酢」の効用を紹介した情報番組を見る → 紹介していた、玉ねぎのスライスを酢につけた常備食を知る → 
・・・・でやってみる → 美味しい → その流れでキャベツの酢漬けを作る → 
キャベツの酢漬け=ザワークラウト → ソーセージと合う → 昼飯の問題を考える →
ザワークラフトとソーセージ、コッペパンに挟めばホットドッグじゃないか → 
わざわざソーセージとマスタードソースを買いに行く →
作る → 自分がジャンクフード好きだとあきれながら三つも食べる → 

ごちそうさまでした

2021.05.24 言ったことに責任を持たないトップダウン
じょうい-かたつ【上意下達】
上位の者の意志や命令を、下位の者に徹底させること。▽「上意」は上の者の意志や命令。
「下達」は下々の者に通じさせること。「下達」は「げだつ」とも読む。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/より転載
・・・フムフム

上意下達のデメリット
指示待ちの発生 トップからの指令が重要な上意下達では、組織全体の動く速度はトップの判断や指示に依存し、
もしそれがなければ完全に止まってしまうことになります。
改善点・課題発見の遅延 現場でなければ気付かない改善点や課題は、必ずどこの組織にもあります。
https://www.concur.co.jp/newsroom/article/top-down-bottom-upより転載
・・・フムフム
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2021.05.13 小屋のある暮らし
「小屋」とか「秘密基地」とか、良いよね。ロマンだよね。
自作の小屋を庭に建て、日がな一日そこで過ごす。鴨長明の方丈庵みたいな。

 妄想のロマンがリアルに移動すると、具体的に何かをするための小屋が必要かと言えば、そうでもなく、邪魔になるだけなら無用の長物、家族から顰蹙を買うだけのお金の無駄遣い・・・てな感じでロマンとリアルが行ったり来たり。
 自分では業者に委託するしかないのでただの妄想で終わるのかと思いきや、工作好きの娘婿が「作りましょうよ、僕も作りたかったんです」と、妻も「良いじゃない」と二人が背中を押してくれた。そんなきっかけで、ついに、「小屋らしきもの」を、裏にあった物干し場に増築することとなった。広さ、約3畳ちょっと。リアルな目的は、自作(注・他作に限りなく近いが)スピーカーの塗装する場所という大義名分で。

 最初は窓もない簡便な作業場のイメージで、と思っていたが、彼に「小屋のすべて」なんていうこだわりのあるカッコいい小屋を紹介した雑誌を見せられたらどうしようもなくなった。壁が立ち上がったとたん、やれ、ここに正方形の窓を付けると春には桜が見えて、夏には遠くに花火が見えるよ、とか、外壁は杉板張って隙間に漆喰塗ろうとか、屋根は金属トタンにしよう、などと簡便さはどこへやら。そんなおやじの妄想に付き合わされる娘婿が気の毒ではあるが、ワタクシのわがままなリクエストを彼は具体的にしてくれそう。だから、これもまた、スピーカー同様、他作に限りなく近い自作になりそうだが、家での生活の楽しみが一つ増えた。

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去年は全く収穫できなかった「スダチ」が、今年は花を咲かせた

2021.05.12 神は岩に宿る
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Nikon Z6 Mark II with CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4