2016.08.06 アダプターマニア
カメラ関係の情報サイトを見ていると、「ベス単フード外し」の再来か?・・・などという新レンズ紹介の
キャッチコピー。ふむ、「ベス単フード外し」・・・そういえば・・・持ってる・・・・まだ手元にある。
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えーっと、解説しますとですね、「ベス単」とは、1912年にイーストマンコダックが発売したベスト・ポケット
・コダック(Vest Pocket Kodak)カメラという折り畳み式カメラ、のレンズのこと。「フード外し」とは、撮影時、
このレンズのフードを(レンズの前についている)とってしまった様。そしてこの様の状態で写真を撮ると、
ピントがあっているのかいないのか、紗がかかりまくっている写真が撮れる、という現代高性能レンズで
はありえない、どちらかというと真逆の、現代高性能レンズマニアの方には、許しがたい性能を発揮して
くれるレンズなのです。そんなレンズを彷彿させるレンズを、某家内制手工業的小企業が販売するという。
・・・で、持ってるわけです、本物のベス単を。しかし、それは押し入れの中にずーっと眠っていたわけです。
その名は「ベス単PKマウント改」・・・・これも解説しますと、ベス単をペンタックスのPKマウントレンズの前
にひっつけた改造レンズで、初めて買った本格的なデジタル一眼レフカメラ、ペンタックスist-Dというのに
つけて遊んでたんです。つまり、ペンタックスの一眼レフにしか、つけられない「ベス単改」。しかし、その
ist-Dも今は無く、レンズだけがひっそりと押し入れに眠っていたというわけ。それが、某家内制手工業的
小企業が、それっぽいレンズを販売してくれたおかげで、再び目を覚ますこととなる。なぜか?

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この記事のおかげで、またまた、買ってしまったアダプター。FUJI X-E1のボディにこのレンズをつけられる
アダプター。「K&F Concept® マウントアダプター PK-FX」というやつ。先日、フィルムカメラ、 PEN-FT で使う
アダプターを手に入れたばかりだというのに、お気楽に買えるお値段だったので、それに魅惑的な写真が
撮れるし・・・つい。交換レンズは増えないのに、アダプターだけは増えるアタクシ。

これ、アダプターマニアか?それとも安物買いの銭失い?

2016.07.24 三つ子の魂百まで
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また、マニアックな話で恐縮です。
 フィルムカメラ、 PEN-FT に同じメーカー(OLYNPUS)の、これまたフィルム一眼レフカメラ、OMシリーズ
のレンズを装着できるアダプターを手に入れた。正式名「OLYMPUS OM LENS MOUNT ADAPTER PEN F」
「アダプター」・・・フィルムカメラ時代の色々な機種のレンズを、自分のカメラにつけられるアクセサリー。
こういう部品というか道具というか、アクセサリーは、カメラを普通に素直な感覚で使っている分には必要
ない。よって、写真を撮ることが純粋に好きな人には、わざわざ買わなくてもいいのに、そんなアクセサリー
買うならレンズ買えよ、と思われることでしょう。まったくそのとおり。アタクシがこのアクセサリーを買って
使えるレンズは、OM ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8という、ごくごく平凡な標準レンズ一本だけ。
まあ、突然欲しくなった理由は、自分の持っているこのレンズをPenFTにつけて撮ってみたい、というその
理由だけ。なんか不思議でしょう?これがマニアという人種です。アタクシの場合はフィルムPenマニアと
いうことでしょうか?それに、人気のあるモノを選ぶ、とか、合理的な思考で選ぶ、という常套手段をうたな
い思考。人と違うことをしたい、持っていたいという思考。
 このアクセサリー、もう20年以上前に製造中止されていますが、箱付き、説明書付きの極上品。今、デジ
カメにつけるアダプターを買っても、箱の中に入っている商品はビニール袋だけに入れられ、味もそっけも
ないですが、4半世紀前のアクセサリーは丁寧な梱包ですね。精密機械ですので大切に扱いなさい、って
感じです。店のご主人もレジで商品を袋詰めにしながら言ってました。「ほとんど未使用品ですね、こうい
うのって一期一会ですから・・・・」。まあ、新品では二度と手に入らない貴重品であることは確かですからね。

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2016.07.06 ビンテージなマニア話
芸能人をゲストに迎えて、ゲストの自動車遍歴を紹介する番組、BS日テレで放送されている
「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE!」では、ゲストの思い入れの強い車のもっともかっ
こいいアングルを紹介するくだりがある。アタクシは「そうそう、そこそこ」とか、もうちょっと斜め
から」とか、突っ込みを入れて楽しんでいる。

カメラ好きの方はどうだろう?自分の持っているカメラを眺めていて、かっこよく見えるアングル
を探し出して静かに楽しむ、というようなことするよね?えっ、しない?アタクシはします。
昨日紹介した Pen - FT 、このフィルムカメラは、愛車遍歴に登場する旧車のように、アタクシに
とっては思い入れの強いカメラの一つだ。だから、いつも使う前にとりあえず手に取って眺める。
眺めてから今度はファインダーを覗き、どこでもいいからピントと露出を合わせ、空シャッターを
切ってみる。バシャといういつもの音が聴けると一安心、今度は、机の上に置いてみる。置いて
みて、ちょっと遠目から眺め、一番かっこよく見えるアングルを探してみる。
おもむろにフィルムを入れる。フィルムを入れてから、もう一度手に取って眺め、気がすんだら、
カメラをバッグに入れて儀式は終了する。どう?ちょっと気持ち悪いでしょう。仕方がない、マニアだから。
今回は、ちょっと趣向を変えて、M42マウントのレンズをつけたから、なおのことこの儀式が長引いた。
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2016.07.06 楽しきかなフィルムカメラ
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OLYNPUS PEN-FT with E・Zuiko 38mm f1.8

今、マイブームはPen - FT (デジタルじゃない方ね)にモノクロフィルムを入れての撮影。
(マッキーナちゃんはどうしたかって?)まあまあ、あわてないあわてない。撮りたいモチーフが
あるのだけれど、真夏の草木が生い茂っている時期じゃない場面を撮りたいから一時休戦。

で、Pen - FT ですが、ハーフサイズカメラなので35ミリフィルムを半分ずつ使うという、みみっ
ちい使い方は、フィルム高騰のこのご時世にピッタリのフィルムカメラじゃないか。(時代は巡る)
デジカメしか知らない世代には、ピンとこないだろうけれどね。フィルムは貴重品だったということ。
使っていて楽しいから、気分が高揚したのか、いまだ持っていないこのカメラの専用レンズを、
一瞬欲しくなったが一瞬だった。それより、昔(もう10年以上前になるなー)、M42マウントの
レンズを買ったのを思い出して、久しぶりにひっぱり出してきてつけてみると、見た目の何と新
鮮なこと。ところで、若い世代に説明しておくと、M42マウントというのはペンタックスが1960
年代に開発した、レンズをボディにひっつけるためにとった方法の名前のことで、別名M42ス
クリューマウントとも呼ばれ、当時その簡便な方法が功を奏して、世界中のレンズメーカーが
こぞって採用した方法なのだ。加工のしやすさからか、旧ソビエトなどの東欧諸国は特にその
種類が多く、しゃっきりはっきり写らなければレンズに非ず、と考える御仁でなければ、なかな
か味のあるレンズもあり、おじさんは若い世代の方々にお勧めする。
(中古でしか買えないし、「アダプター」というアイテムも必要だけれどね)
おっと、レンズの話じゃなかった、フィルムカメラの話だ。
もう、口を酸っぱくして当ブログでも記事にしていますが、写真はお気楽に撮ってるだけじゃ楽し
くないということ。フィルムカメラは使うのにコツがいるし、ある程度の知識が必要で苦労するけ
れど、それが楽しいということ。現像ができてきて、プリントなり、画像なりの処理をしてはじめて
どんなふうに撮れているかわかる、撮った瞬間と、その映像が見られる時間のロスが生むわく
わくやドキドキがデジタルカメラじゃ味わえないっていうこと。
写真好きのおじさんたちはおじいさんになり、そんな苦労に耐えられる忍耐力がなくなり、失敗が
許される時間の余裕がないからデジタルカメラを使うけれど、若い世代の人たちは、そんなことは
ないだろうから、ぜひフィルムカメラを使って見なはれ。楽しいぞ。

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2016.03.12 写真の難しさと奥深さを思い知らされる
思い通りの写真が取れない歯がゆさを感じている、今日この頃。
先日、手に入れたプラウベルマキナ67のお話。
期限切れフィルムのせいか、フィルムスキャナの精度が悪いのか、はたまた撮った時点ですでにピントを外しているのか、
思い通り、というか、気持ちのいいすっきりした写真が撮れている確率が非常に低い。(10打数1安打、もしくは2安打)
欲しくて手に入れたこのカメラのことを得意げに書いてはいるが、いざ、使ってみると実はなかなか手ごわい。
ミラーレスデジカメのようなお気軽感がない。レンジファインダー35ミリフィルムカメラで撮っている時のファインダー枠に
とらわれない緩い感じでもなく、八セルブラッドで撮る時の慎重さでもない、一種独特の個性がある。
巨匠アラーキーもこのカメラの愛好者として有名なお話だが、氏曰く「フレーム外のものも写ってしまっている、その
ゆるさが良いんだよねー」というような、使いこなせてこそのかっこいい感想も言ってみたいものだが、そんなレベルなど
一億光年先のお話だ。つまり、まず、色と構図とピントが思った通りになることを目指さなければならない。
カメラ初心者のようなお話だが、デジカメのお気楽撮影に慣れてしまい、写真を撮る基本的な技術を
忘れてしまったのか?なんだか、オートマチックになれてマニュアルミッションの車でエンストするみたいな・・・。
しかし、ピントを外していても、美しいと感じる。フレア(強い光源にレンズを向けた時に光が白っぽくかぶる現象)が、
いかにもレンズを通したリアリティを感じる。そんな写真としての魅力が、偶然ではあるが垣間見ることができる。
このカメラ、相当奥が深いとみた・・・・早く使いこなしたいものだ。


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