2017.05.07 写真フェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017」
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GRⅡ

毎年5月になると京都で写真フェスティバル「KYOTOGRAPHIE」が開催されている。
なんだかんだと、3年連続でこの写真祭を観に行っている。
ゴールデンウィークの京都は観光地以外は人出も少なく、案外ストレスなく楽しめる。
今年のテーマは「LOVE」。まあ、そんなテーマにとらわれることなく、気になる作家の作品を楽しんできた。
よろしかったのは、沖縄出身の山城知佳子の三つの作品。
特に感銘を受けたのが、2009年に制作された「あなたの声は私の喉を通った」
サイパン戦玉砕を体験した沖縄の高齢者の語りを、自らの口を通して再現しようとする映像作品で、
彼女自身がモデルとなり、老人の声が彼女の口の動きと同化している様を映像化したものであったが、
声だけではなく心の動きまでも再現したように涙を流すシーンは、彼女が、死者が「憑依」したイタコと
化したかのように、老人が語る以上に、その壮絶な体験を感じられた。
過去を無視して、国際情勢を声高に叫び、国民に恐怖心をあおる輩どもに、見せてやりたい作品。
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