2009.12.15 五回泣いた映画
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PEN E-P1 with F .Zuiko 38mm F1.8

切れそうな蛍光灯のような話題ですが、さっき見終えてあまりにも良い映画だったので記事にします。
「おくりびと」、皆さん見ました?
いつだか忘れるぐらい前にDVDプレイヤーに録画しておいた「おくりびと」。
ま、この歳にもなると涙腺も緩くなるというものですが、泣きましたよ、五回泣いた。

まだ、亡くなるには早い女性の納棺場面で、
娘が亡くなった母親の使っていた口紅を持ってくるシーンで泣き、
主人公が小さい頃に使っていたチェロを、深い思いで奏でるシーンで泣き、
幼なじみの友人の母親が亡くなり、その納棺を任された主人公の愛情溢れる心のこもった細やかな所作に泣き、
この仕事を侮蔑していたその友人が、主人公の真摯な仕事ぶりに心から感謝している眼差しに泣き、
幼い自分と母親を捨てて逃げてしまった父親と遺体で再会し、その手に握りしめられていた「文石」に
父親の思いを主人公が知ったラストシーンで泣いた。

「慈しみ」という言葉が浮かびます。
人が亡くなる悲しみではなく、残された人々の、亡くなった人に対する深いいたわりと愛情に私は泣きました。
納棺師の仕事を通して、映画全編が優しさに包まれていました。
アカデミー外国語映画賞を受賞していなかったら、映画ファンでもない私は見ていないでしょう。
こんな素晴らしい映画を見ると、日本映画も捨てたモンじゃないですね。

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