2010.04.24 ホンマタカシの刺激
わざわざ気に入っていたR-D1を手放してまで、DP2を手に入れた本当の気持ちをお話ししましょう。
その直接の原因は、以前紹介した写真家・ホンマタカシ氏の
著作「たのしい写真―よい子のための写真教室」に刺激を受けたからです。

ホンマ氏は写真の歴史を振り返りながら、
歴史の流れを「決定的瞬間」と「ニューカラー」「ポストモダン」の三つにわけ、
特に「決定的瞬間」と「ニューカラー」の決定的な違いを詳しく述べています。
詳しいところを平たく解釈すると、その作風の大きな違いはカメラの特徴にあると言うのです。
「決定的瞬間」は巨匠ブレッソンが代表選手で、小型軽量のライカを使いながら
まさしく「この一瞬」を捉えたもの。
簡単に言うと、サッと構えて早いシャッタースピードでサッと撮るカメラ。

あれ?私の持ってるカメラも「決定的瞬間」用?のカメラがほとんどじゃない。
でも、撮ってる写真を振り返るとそうでもない。
一見、なんの変哲もない、言ってみれば「非決定的な瞬間」の写真が多いこと。
それに、カメラ創世記に流行した「静物写真」も結構好きだし・・・。

「ニューカラー」という写真の概念は1970年代、アメリカの写真家、ウィリアム・エグルストンに代表される
何気ないアメリカの原風景や生活感をカラー写真で精細に撮った作品を指す概念で、「決定的瞬間」とは
まったく真逆の「いつでも撮れる止まった情景」を大きなカメラを使ってゆっくりと撮るのが特徴です。

そこで、ハタと閃いてしまったのです。
今、自分が欲している写真は「ニューカラー」であると・・・
そして、現代のデジカメでそんなことができるカメラと言えば・・・
PENTAX 645D  あれが良い、あれが欲しい。あれはさすがに買えない。
それでは次はフルサイズのデジタル一眼か?
それもちょっと無理・・・
それじゃー、もっとリーズナブルで精細な表現ができるデジカメは?
・・・・ということで、シグマDP2sということになったのでした。

dp2SDIM0022.jpg
SIGMA DP2s  Date F8.0  1/30  ISO100
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