2010.05.21 東海林さだおの描写力
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PEN E-P1 with PENTAX AUTO110 25mm F2.8

東海林さだお氏の本業は漫画家であるが、申し訳ないことに氏の漫画はほとんど読んだことがない。
今日は彼のサイドビジネスで書き続けているエッセイの話。

久しぶりに東海林さだお氏の食べ物エッセイを読んでいる。
偉いぞ ! 立ち食いそば (文春文庫)
仕事場の近くにある立ち食い蕎麦屋の全メニューを食い尽くし、その一品、一品の感想を書くという、
アホらしくも羨ましい偉業を達成すべく挑んだ長編ドキュメントである。

しかし、この人の文章による食べ物の描写力は天才的ですね。
いや、その食べ物を取り巻く周辺の観察力が天才的なのか?
そして大衆である。
高級なものを食べていても、大衆の代表としての意見を述べてくれる。
それに、読むとすぐにその食べ物を食べたくなる。
だから、今、ワタクシが食べたいのは立ち食い蕎麦である。
ああ・・、西武池袋線・大泉学園駅南口下車一分のところにあった立ち食いそば屋の天ぷら蕎麦を食いたい。
ああ・・、JR天王寺駅・紀勢本線ホームにあった立ち食いうどんを食いたい。(あ、関西はうどんね)
人から見れば、あの「どす黒く醤油辛そうな出汁」の立ち食い蕎麦が食いたい。
立ち食い蕎麦の出汁は「あれ」でなくてはいけない(・・・と私は思っている)
(逆に、うどんは「透き通るような薄口の出汁」でなくてはいけない)

もう、これら懐かしの駅前(駅内)立ち食いは今はない(たぶん)
東海林氏との対談で「富士そば」の社長は、立ち食い蕎麦の未来はないとおっしゃる。
そう言えば立ち食いって少なくなりましたよねー。
ああ、立ち食い蕎麦を食いてー。

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