2010.11.09 素敵な好々爺
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伝説の巨神「イデオン」 (注1) 、イヤイヤ、伝説の巨人、中平卓馬。
知っている人は知っているけれど、知らない人は、いや、写真を撮るのを趣味にしている人が
知らないとチョット恥ずかしい(私のこと)写真家・中平卓馬氏。
森山大道云々言うならこの人を知ろう、・・・というより知りたい。

「きたるべき言葉のために」という写真集を復刻した出版社が示した略歴をコピペすると・・

【中平卓馬(なかひら たくま)】
1938年生まれ。東京外国語大学スペイン科卒業後、総合雑誌『現代の眼』編集者を経て、
60年代半ばから写真を撮りはじめ、同時期よりさまざまな雑誌に写真や映画に関する執筆を開始する。
68~70年には多木浩二、高梨豊、岡田隆彦、森山大道とともに「思想のための挑発的資料」と銘打った
写真同人誌『プロヴォーク』を刊行し、従来の美学や常識を否定した「ブレ・ボケ」を特徴とする作品が
同時代の写真界に大きな衝撃を与えた。70年に写真集『来たるべき言葉のために』を上梓した後、7
3年には映像論集『なぜ、植物図鑑か』で、それまでの自作を批判的に検証。77年に篠山紀信との共著
『決闘写真論』を刊行直後、病に倒れて生死の境をさまよい、記憶の大半を失うが、
以後も写真家としての活動を継続し、写真集『新たなる凝視』(83年)、『アデュー・ア・エックス』(89年)、
『hysteric six NAKAHIRA Takuma』(02年)などを出版。
2003年には横浜美術館で初期から2003年にいたる800点におよぶ作品群による「中平卓馬展 原点復帰-横浜」
を開催し、その図録を兼ねた写真集『原点復帰-横浜』刊行。ホンマタカシ、小原真史による
中平を題材にしたドキュメンタリー・フィルムが制作されるなど、その活動は改めて大きな注目を集めている。


若いときは鋭利な刃物のような思想と、前衛と言われる表現を目指し、
それを突き詰めるとまったく真逆な、自作を批判する作品を撮り始める。
それも、以前のネガを燃やしてしまうと言う完全否定。
急性アルコール中毒で記憶の大半を無くし、復帰後は若い頃の理論武装は影を潜め、ただ歩き写真を撮る。
恩年72歳、この好々爺然とした優しい眼差しの奥にどんな考えが潜んでいるのでしょう。
それに、浅田彰やリ・ウハン、原平さんや寺山脩司、それに我が県民の誇り、故・中上健次は
この写真家のことをどんな風に語っているのだろう?
そんな思いで買った本です。
そして、さっき「なぜ、植物図鑑か ─ 中平卓馬映像論集」筑摩書房 もネットで注文しました。

※注1 「イデオン」というのは1980年日本サンライズ制作のロボットアニメ。
宇宙に進出した2つの種族が不幸な出会いを果たし、
無限のエネルギー「イデ」を巡って誤解を重ねて泥沼の戦いを続ける物語で、
後の映画化では、最後に人類が滅亡するという壮絶なエンディングを迎える。

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