2010.12.30 トポグラフィックスについての覚え書き
2010年、年の瀬。
最後の記事はにわかに興味を持った、
ニュー・トポグラフィックスのことについての個人的見解。(しつこい?)

写真史の中での一つの傾向としては理解できた。
じゃー、「トポグラフィックス」って何か?ということです。
ネット上で調べてみると「地誌・地勢学」などという言葉が出てきます。
それじゃ、地誌・地勢学って何だ?という話になりますから、調べてみると、
「地誌」とは、地理上の特定地域を様々な諸要素(自然・地形・気候・人口・交通・産業・歴史・文化など)を
加味してその地域性を論じた書籍、だそうです。
地勢学はよくわからない。言葉としてあるようですが、説明がない。
「地政学」は、地理的な位置関係が政治、国際関係に与える影響を研究する学問である、
という説明がヒットするんだけどね。
浅はかな理解ではありますが、ニュー・トポグラフィックスというのは、
美しい風景を図像として残すという風景写真ではなく、
その現場にある様々な要素を読み取って記録する風景写真、と言えるのでしょうか?
自分達の住んでいる地域をこまめに観察していると、(と言っても、研究家の眼差しではない)
時代や地域性を持った風景や、その逆の、どこの地方にもあるような画一化された風景を見ることができます。
だったら、普段の風景を普段の見方で図像として記録することは、どんな有名な写真家でなくともできることです。

そんなことを考えながら、自分の記事を振り返ってみると、
この間から「Untitled Landscape」と題した連続で記事にしたのは、
私自身が、住民が他所に流れ、取り残された街の風景と、
画一化の象徴として「コンクリート」に興味を持っていることがわかります。
今日も師走のわが町を用事でウロウロしましたが、
至る所に「ニュー・トポグラフィックス的風景」を見ることができました。
だから、この特徴のない、それほど目立った地域性もないと憂いていたはずのわが町も、
なぜだか魅力的なモチーフが宝のようにあると思えました。

来年も、情緒のかけらもないデザインのDP2を持って、もう少しそんな風景を記録しようと思っています。

SDIM0028.jpg
SIGMA DP2s  Date F8.0 1/200 ISO100 プログラムAE

Secret

TrackBackURL
→http://washiaya.blog72.fc2.com/tb.php/1525-f319f2bf