2011.02.18 暖かな帰り道
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Hasselblad 500C/M with CF Planer80mm F2.8

今ね、「日本芸術写真史―浮世絵からデジカメまで」西村智弘・著(美学叢書)を読んでいます。
おもしろいです。
この本の著者は、映像作家にして映像・美術の研究者(評論家)らしく、内容は、日本に写真技術が
輸入された幕末から現代までの、美術の視点からの芸術写真史を紐解いたもの。
「へー」と思ったのが、日本における芸術写真(自己表現としての写真)っていうのが、写真界?からは
つい最近まで批判的な評価しかされてなかったんだって。
そこには、「写真の本分は記録である」みたいな、幻想に引きずられた考え方が根強く残っていたからです。
なんか、写真界って古くさいナー、と思ったわけです。
美術界なんてとっくの昔に、「この作品は一部写真を使っているから絵画として評価しない」
なんてバカバカしい事言う人いたら、「古くせー」って言われますよ、ホント
そして、ついこの間、PHOTO GRAPHICA Vol.21 をたまたま買って
(特集の野口里佳さんの写真がロードムービー的で素敵です)
眺めていると、最近まで写真界が「こんなの写真じゃないよ」と批判的に評価していた
大正末期から昭和10年代の「芸術写真」が野口里佳・選で数点紹介されていました。
これがまたカッコイイ。
また、機会があれば紹介させて頂きますが、好きで写真撮ってるんなら見た方が良いです。
カメラを「記録するための機械」という幻想から解放してくれるに違いありません。
そういえば、PHOTO GRAPHICA Vol.21 のテーマは「自由な写真」・・・・

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