2011.07.07 人の褌で相撲を取らせていただきます
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最近はカメラのムック本を買わなくなってしまった。
カメラをいじくっているより、写真を撮っている方が楽しいから。
FinePix X100 のムック本も立て続けに2冊も出たのに、「ふーん」って感じで食指が動かない
・・・と、自分では手に入れることはなかったのに、友達がその2冊を買ってきて見せてくれた。
日本カメラ社が出した 「FinePix X100 WORLD」 は、原平さんの巻頭写真のすべてのキャプションの冒頭が
「病院への道すがら・・・」っていうのが原平さんらしくおもしろかった。(師匠、お体をご自愛下さい)
それ以外は、使用説明を画像付きで解説しているだけで「ふーん」って感じ。
それよりインプレスムックから出た 「THE FinePix X100 BOOK 」 は、著者の内田ユキオ氏の
「このカメラとどう付き合っていくのか?」という視点が興味深く、読んでいて引き込まれました。

前にも書いたけれど、このカメラは、最近のデジカメ事情から言うと非常に使いづらい。
シャッターさえ押せば、高精細な綺麗な画像を、いとも簡単に手に入れられるワケではない。
露出をカメラ任せにすると、えらく明るく写ってしまうし、ちょっと油断すれば手ブレは起こしているし、
単焦点レンズしかないから、被写体に近づいたり、遠のいたり、
自分が動かないと思った構図で撮ることができないし・・・・
そんなことを自分の思い通りにしようと思ったら、いちいちダイヤル回したり、設定変えたり、
ファインダーの使い方を変えたり、もう色んなコトを自分の手でやらなきゃいけない。
オートマチックが進歩というなら、ある意味、このカメラ、後退しています。
でも、「付き合う」ってそういうコトなんじゃないかと。
「面倒くさいコト」をクリアーし、自分の好みにしていったり、
逆に自分が道具に合わせたりしていくことが「道具と付き合う」ってことじゃないかと。
それでしか道具として、自分の物にしていく手だては無いんじゃないかと思うわけです。
だから、このカメラは誰でもが使って楽しい「オモチャ」じゃない。
道具、写真を撮る道具。使いこなしてこそ道具。
このカメラはオモチャ化したデジカメのアンティテーゼ。

もし、このカメラを買おうと思っているなら、この本を先に買った方が良い。
読んだ後、「このカメラやっぱり面白そー」と感じたら即刻、注文しましょう。
もし、「難しいナー、何のことか分からないナー」と感じたら、もっともっと安いカメラで
もっともっと写真を撮りましょう。そして、もっともっと良い写真を見ましょう。
そこで、ただ、シャッターを押すだけで飽き足らなくなったら、このカメラを手に入れましょう。
それでも決して遅くはありません。

本日は、内田ユキオという人の褌で相撲を取らせていただきました。
このムック本は、こんなことを私に考えさせてくれる FinePix X100 の解説本です。
そして、写真を撮る為の道具、 FinePix X100 をもっと使いこなしたいと思っています。

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