2011.11.11 そろそろ Autumn Leaves の季節
FM COCOLO を聞いていたら来日するエリック・クラプトンが「 Autumn Leaves(枯葉) 」を
歌っているのが流れてきた。「へー、クラプトンもねー」などと感心し、
「そういえば、このシャンソンが原曲のジャズ名演奏は何か?」と自分に問うてみた。
この曲は多くのジャズメンが演奏し、膨大な録音が残されていることでしょう。
私が評論家諸氏の如く知っているわけでもないし、別に問わなくても良いんですけれど、
まあ、そろそろ近所の銀杏の葉も色づき始めていたので、季節モノとして少し語ってみます。

ビル・エバンスのスコット・ラファロ、ポール・モチアンとの枯葉は、これは誰もが認める名演だから言わずもがなですね。
今まで一番感銘を受けたのがサラ・ボーンの枯葉。これは凄い。
始めて聴くと枯葉だとは思わない、センチメンタルな雰囲気なんて皆無。怒濤のスキャット・・・。
キャノン・ボールとマイルス・デイヴィスが組んだ枯葉は最初の出だしがドローとしていてあんまり好きじゃないな。
その後のマイルスのミュートは美しいけどね。
キース・ジャレットがゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットと組んだ枯葉も良い。
キース・ジャレット、歌ってます。
ウイントン・ケリー の1961に出したアルバムに入ってる枯葉は、川の流れに身を任せている心地よい軽さ。
チャット・べーカーとかフランク・シナトラetc・・男性ボーカルは好きじゃないんだよね。

・・・・と、Youtube で枯葉ばかり聴いているとジョン・コルトレーンのライブを見つけた。
1960年のドイツでの演奏らしいが、演奏はもちろん映像がカッコイイ。



そんな枯葉の名演に一人加えたいのが、ピアニスト、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)
Wikipediaで調べても、それほど詳しく解説されていないですが、なかなかの強者。
エラ・フィッツジェラルドの伴奏者として絶大な信頼を得、ジョン・コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」や
ソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」、アート・ペッパーの「ストレート・ライフ」などの
数々の名盤に参加しています。
そのトミー・フラナガンのトリオ「スーパージャズトリオ」が残したアルバム 「ザ・スタンダード」 に入っている枯葉が良い。
それほど奇をてらう個性的な演奏でもなく、斬新なアレンジをしているわけでもないけれど、
流れるようなピアノのメロディと、その間に入ってくるベース(レジー・ワークマン)の音が心地よい。
日本制作盤で商売っ気丸出しの有名曲を集めたアルバムで、「良いですよ、じゃ、やりましょうか」って感じの
気の良いおじいちゃん風のトミー・フラナガンらしい肩の力が脱けた演奏です。




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