2012.07.22 アナログではないイメージ
DSCF0310.jpg
FinePix X100 デジタルエフェクト

いつもお世話になっている先輩から、シグマから新しく発売された DP2 Merrillで撮った画像を見せてもらった。
その画像は夕暮れの公園にある木々の葉っぱを1メートルぐらいの距離から逆光気味に撮影したモノであったが、
パッと見は、旧型より精細感が増したとても綺麗な画像だった。
その画像を、モニター画面上で葉っぱ部分を拡大してみると顕微鏡で見ているような感覚に陥った。
その感覚の原因は、4800万画素という画素数で細部まで記録しているからそう感じるのかなー、と思った。
思ってから、もう一度見せてもらって考えた。
この画像は「アナログイメージではない。デジタルのイメージなんだ」と・・・・。
当たり前のような事を書いているがそうでもない。
どういうことかというと、1メートル先の葉っぱを、人の眼でいくら注視してもそれほど細部まで
脳に情報を送ることは出来ないだろう。つまり、顕微鏡を覗くようにはその葉っぱを見られない。
デジタルは人の眼の解像度を遙かに超えてしまったのだ。

アナログカメラ時代からのファンの私達は、デジタルカメラになっても「アナログ的」な写真を撮っている。
それは自分の目や脳の代替品としての撮影だ。これは、歳とってるんだから仕方のないこと。
しかし、この DP2 Merrill の画像を見て、そして今月号の美術手帖のデジタル画像を表現に
使った作家の作品を知って、デジタル画像は、もうとっくにアナログイメージとは別のものになりつつ
あるんだな、と思った。それに、こんな高精細を指向する高級デジタルカメラの登場で、デジカメが
人の持つイメージではないイメージを記録する道具になっていくのかな、と思ったのと、機械式のカメラは
趣味として普段の生活に潤いをもたらす道具として生き残っていけるんじゃないか、とふと思った。

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