2012.08.16 私のナショナリズム
毎年、8月15日の記事には「過去の戦争」についての自分の思っている事や知った事を書いてきた。
今年も書こうと思ったけれど、今年はちょっと違う。この時期にタイミングを計ったかのような隣国からの
領土問題に対する刺激的な言動や行動と、それを伝える日本のメディアに私は戸惑っている。
特に、彼の大統領の言動と行動は、本当に自国の有益性を基に考えてやっていることなのだろうか?
日本のメディアは、大統領自身の保身目的だと推測しているが、もしそうだとしたら、個人の都合だけで
取り扱えるほどの軽い事柄でしかないのか?

この話題を、とある芸人が、情報番組の中で身近な話として、このように語っていた。
「僕の嫁さんに韓国人の友達がいるんですよ。普段からいっしょにランチに行ったりして
仲が良いんですが、数人で談笑していて、話題がこの話になったとたん、その韓国の友達は
『私達の領土だ』と真顔で言ったらしいのです。それに対して僕の嫁さんは『ま、それはそれ。
早くランチを食べに行きましょうよ』と、興味なさげに言うもんだから、その友達、拍子抜け
しちゃったって・・・。僕、この話を聞きながら自分自身も嫁さんといっしょなんじゃないかって、
こんなので良いのかな、って思ってなんだか悶々としてるんだよね」
同席していた知識人のコメンテーターが、この芸人の話を受けて・・・・
「諸外国は自国の領土については、結構きっちり教育されているんですが、日本は戦後、それが
きっちりできていなかった、っていう背景もあるんです。それに、領土問題ってどこの国同士に
でもあるんですよ、今に始まった事じゃない。これをすぐに解決することなんてなかなかできないんです。
そうしようとすると間違ったナショナリズムが台頭してきて危険な方向に行っちゃう。過去がそうだった
でしょう?だから、この問題は悶々とするものなんです」
「それに、やっぱり隣国は、日本が少し弱ってきてるから、今がチャンスと攻めてきてるんでしょう」

私はこの二人のやりとりを聞いていて、少し自分の態度を整理できた。
それは・・・
ちょっと腹立つけど、断片的なメディアの情報だけを信じた感情論だけで事は前に進まないということを
肝に銘じると共に、我々は最低限の知識として、問題になっている領土についての歴史的経緯を知っておく
必要がある、ということ。それに、国の代表が唐突に事を進展させようとするのは、先を見据えた合理的な
方法とは思えないし、一人の言動や行動で変わるようなら、それは過去の歴史を振り返っても世界的に
危険な状態に陥れる行為でしかない。だから今は、妄想と誇張とデマと命令でかたまったファシズムの
時代ではないのだから、前時代的なパフォーマンスはやめましょう。
・・・・というのが、この件についての私の見解である。

そして、コメンテーターは最後にボソっと日本のナショナリズムについて言ってた。
「日本の文化って世界中で注目されてるんですよ。それを自信にして活力にしていけるんです」
抽象的だけれど、なかなか的を射た意見なんじゃないか、と日本文化が好きな私はちょっと嬉しくなった。

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GR digital Ⅳ
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