2012.09.23 明治のソーシャルネットワークツール
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Hasselblad 500C/M with CF Planer80mm F2.8

昼下がりは美術館で考えたり・・・

何を考えたかというと、明治の若者も平成の若者も本質的な部分は
変わらないっていうことと、やっぱり手描きって良いなー、ということ。

久しぶりに一人でうろうろできる時間ができたので、ふと思い立って、
和歌山県立近代美術館でやっている「田中恭吉展」を見に行ってきた。
田中恭吉とは和歌山市出身の明治後期から大正時代に活動した画家です。
活動したといっても、23歳で亡くなられたので、世間的にはほとんど知られていないし、
はがき大の小さなスケッチ風がほとんどで、大作を描いて名を成したわけでもありません。

でもね、これが、良いんですねー、とても良い。作品のほとんどがペン画で
例えば・・・こんな感じ(左:曇日の負傷 右:入日と路  共に水彩・インク)
tanaka001.jpg
このような素朴なペン画を毎日のように描き、現代のブログやフェイスブックのように、
独り言のような一文をつけて、時には友人たちとはがきのやり取りをし、
時には詩画集のような冊子を仲間内で回覧雑誌にしたり・・・。
文面も現代語で書くと「暇だー」とか「また、会いたいね」とか「一人で海に行ったけど
むなしかった」とか、SNSを使ってコミュニケーションをはかっている若者たちとなんら変わらない。
それに、「ペン画」良いよなー。
インク壺にペン先をチョコッと刺してさ、カリカリって感じで紙の上に線を走らせる・・・・
うん、良いな。ちょっとペンとインクでも買ってやってみますか・・・そんな展覧会でした。

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