2013.02.17 真打登場!
最近巷で話題の展覧会「天才でごめんなさい」
関東方面の美術愛好家が羨ましい。あの「天才」の大個展が見られるんだから・・・。
それにしても、やっとこの作家の作品が白日の下にさらされる日が来た。
ご存知ですね、え!知らない? 会 田 誠

「村上隆」、オタク文化を巧みに取り入れ、マーケティング能力を駆使して世界に打って出て成功し、
ついには一流ブランド企業をまで巻き込んでアートシーンを席巻、今に至る。
「奈良美智」、バブリー時代のヘタウマイラストの真の後継者。キモかわいい子供の姿形が
万人のノスタルジア心に火を点け大ブレーク、今に至る。
二人共現代日本美術をしょって世界と戦うフロントランナー。
しかし、実はもうひとりいた。それが会田誠。
デビュー当時の、氏の作品のあまりにも悪趣味な表現は、ひと目に晒すのをためらうかのように、
一般の方々の目に触れないように「現代美術専門店」および専門書で密かに楽しまれてきた。
それが森美術館が大々的に一般ピープルに公開しちゃったのである。それも恐る恐る・・・。
・・・・するとやっぱりきたね、大ブーイング。
そりゃ、見た目だけで判断すりゃー言いたくなるわな。
私も初めて美術手帖で図録を見たときは「ゲゲ!」と思ったもんな。
でも、現代日本を単刀直入に批判した表現は、ある意味気持ちがいい。
それに、絵画としてのテクニックと執拗な描写力は「芸術」としても高度だ。
ただ、私は絵画の現物を見ていないから、図版からの想像でしかないんだけどね。

しかし、この作家を公立の美術館で大々的に取り上げてやることはないだろうな。
まず、企画段階で役所関係者に拒否されるだろうし、やってしまったら
世間のブーイングに責任者更迭、美術館長任期半ばで交代なんてことになりかねないからね。
NHKもビビってるんだぜ、きっと。これほどの展覧会をNHKの「日曜美術館」で取り上げないんだもの。
まあ、それほど、この作家の作品はきわどいということだ。
そして、それもまたレベルの高い「芸術」の一端であることは間違いない。
それは美術史上、重要な位置付けをされている作品のほとんどが、その時代、センセーショナル故
その時代にそぐわないモノとして一部の人たちに俗悪な作品のレッテルを貼られて嫌われたことでわかる。
氏の作品はそんな気配を感じるし、その現場をこの目で見てみたい。
関西に来ないかなー、来ないだろうなー。「天才でごめんなさい」

Secret

TrackBackURL
→http://washiaya.blog72.fc2.com/tb.php/2066-6c689fc1