2013.02.24 足元の魅力、再発見
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FUJI X-E1 with G.Zuiko 38mm F1.8

根来塗りの弁当箱を買った。

つまり、漆塗りの弁当箱。
漆塗りの生産地と言えば、輪島塗の石川県、会津塗の福島県ですが、和歌山県も、
かつてはそれらと並び称される漆器の産地で、いやそればかりか、近代漆器のルーツは
和歌山に生まれた根来塗だと言われ、県の伝統工芸品として県民にも広く知られています。
しかし、知っているとは言え、デパートで見たりすることがあったものの、お盆や、文箱の
前時代的な道具の高級品だったり、実用品となるとプラスチッキーな安物感丸出しで
「たいしたことないよなー」って印象しかありませんでした。
そんな理由もあって私自身も他県民に自慢することもなく、自分で持つこともなく
現在に至ったわけですが、本日皆様に自慢いたしたく、ここに発表させていただきます。
「根来塗り」の漆器は渋い!かっこいい!安い!
買った弁当箱は、素地が正統派の木地、塗りは中塗りを「朱」、仕上げ塗りを「黒」に
した、一般的な朱塗りの根来塗りとは逆転したもの。(あけぼの塗りと言われるらしい)
漆が本漆なのかウレタンなのか確かめずに買ってしまいましたが、塗りは手作業であることは
間違いない。何が気に入ったかといえば、使い古されたブラックペイントのライカのように
上塗り塗装が良い感じにエイジングされているところ。
(スレた感じに仕上げているということ、これが根来塗りの特徴でもある)

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買ったきっかけは、たまたま行ったイベント「紀州海南ひなめぐり」でのこと。
会場となる海南、黒江付近は昭和の風情を残した場所が点在していて、
写真を撮りによく行く場所ですが、地場産業もなかなか捨てたもんじゃないなー、って感じです。
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