2013.08.24 構図は計算、色は技術
一昨日テレビ番組で、我が心の師匠(笑)、杉本博司氏が、タレント・加藤浩次氏と対談していた。
現代アートに関しては全くの素人の加藤氏に、杉本氏が自作品を優しく、分かりやすく解説していましたが、
「海景」シリーズの、空と海を画面のど真ん中で分割した「写真としては避けた方が良い二分割」と言われる
構図をあえて使っている話の場面を見ていて、「そうだったのか」と膝をたたいて納得しました。
(ちょっと大げさ)
氏が銀塩写真にこだわるのは「色」。モノクロなのに「色」とはおかしい?
いえいえ、化学反応で印画紙の表面に現れる階調豊かな「銀色」の集まりは、様々な絵描きが追い求め
ている「色」と同じ意味があるのです。それはある種、絵の具を混色したり重ね合わせてできる「色」と
同じなのです。それは自らの感性が追い求める色を再現するための技術。素材を熟知し、実験を繰り返し
て身につけた知識や経験や技術に裏打ちされるまさしく「プロ」の仕事です。
それじゃ、構図はどうなんでしょう?ワタクシが思うに、構図は「計算」
街角の人物スナップで、計算された構図の撮影なんて「神業」の何ものでもないですが、私のような、
そんなシーンを求めて街を彷徨う事ない場合は、構図を考えながら撮る、ていうのが普通ですよね。
「黄金比」ってあるでしょう?あれなんか使えるよね。
縦と横の比率が最も均斉のとれた長方形、1:1.618・・・・(約5:8)黄金比と呼ばれる比率。
この比率が最も美しいと言われ、ギリシャのパルテノン神殿やミロのビーナス、ダ・ヴィンチのモナ・リザ、
唐招提寺金堂、北斎の神奈川沖浪裏などなど、この比率の元に製作されたのではないか、と言われています。
シャッターを切る直前に、そんなことを一瞬にして計算することはできませんが、頭の片隅に入れておけば
良いんじゃないか、と思った次第です。

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FUJI X-E1 with Summilux-M 35mm F1.4

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