2014.01.27 彼女のモチーフ
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Fuji FinePix X100

山焼きの帰りに、どんど焼きを終え、後片付けしている場所に出くわした。
地元の消防団の人達だろう、早く済ませようと無理やり空気を入れ、
そのたびに火の粉が飛び散って夜空に舞い上がっていた。
「コリャ良い」と思って何枚か写真を撮った。
綺麗だったから撮ったんだけれど、それだけだろうか?と自分に問うてみた。
問うてみて導き出した答えが、この場面を見たとき、自分の頭の片隅に、
日本画の名作、速水御舟の【炎舞】のイメージがあったからではないか、ということ。

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だから、構図を変えて7回シャッターを切っているが、この状況を作り出している人々の様子は、
一切画面の中に入れていない。つまり、営みに興味があったわけではなく、実際の炎の持つ
造形の美しさと、自らの記憶でもって「モチーフ」を選んだということになる。
久しぶりにたくさんのシャッターを切り、改めて、「モチーフは自分の中にある」と感じた。

山焼きには、三脚と一眼レフを携えた、たくさんのカメラマンのグループや個人がいらした。
その中にひとり、ペンタックスの6×7の中盤フィルムカメラ一台を片手に持ち、帰途に就く見学者や、
事後の後片付けをしている職員の様子にレンズを向ける若く小柄な女性がいた。
明らかに、そのスタイルからして「一人で何かを求めて写真を撮りに来た」彼女が、
何に興味を持ち、どんなモチーフを選んでいるのだろうと、私は少し興味を持った。

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