2014.01.30 マイルス先生の指導力
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2枚のマイルスのアルバム。【Jazz at the Plaza】と【Someday My Prince Will Come】
左の 【Jazz at the Plaza】はジャズを聴き始めたころ、なんとなく買って、なんとなく聴いていた。
だから、それほど思い入れはない。右の【Someday My Prince Will Come】はタイトルの
邦題「いつか王子様が」がビル・エヴァンスの名演で虜になってマイルスの演奏も何度か
聴いていたが、アルバムを買うまでに至らず、本日この歳になって初めて手にする。
・・・・という感じで、マイルス・デイヴィスについては、ジャズ好きにもかかわらず、
あまり盛り上がりを見せずに長い年月が流れたと言わざるを得ない・・・・なんてね。
しかし、たまってきてるんですよねー、案外。
やっぱり、マイルスを聴かずしてモダンジャズは語れず、って感じです(当たり前)

しかし、ジャズの代名詞のようなマイルスの演奏、コルトレインと並んで、昼に(というか明るい場所)で
聴いていても盛り上がりませんなー。ましてや車の中じゃどうにもならん。
まあ、演奏している時間が夜のライブハウスなんだから当たり前かもしれませんが、それでも
「そんなことはない」人だっているよ、ソニー・ロリンズなんかそうかなー。
ところで、私がだらだらとマイルスのアルバムを増やすのは、マイルスの演奏が好きなんじゃなくって
マイルスが選んでくるメンバーの演奏を聴きたいからなんだな。(と、今、気が付いた)
常に、若手の骨のある連中を集め、それらのほとんどが次世代のジャズシーンを牽引する名プレイヤーと
なって成長する。マイルスの眼力や凄し。それに指導者としても一流なんじゃないか?

さて、【Jazz at the Plaza】、久しぶり(たぶん30年ぶり)に聴いてみると、
車の中で聴く、という悪条件にもかかわらず・・・・「良いじゃない」
スタジオ録音じゃないから、良い意味で気合が入っていないぶん、演奏が軽い。
軽いけれど、そのパフォーマンスに引き付けられる。それもそのはず、メンバーが
Miles Davis(Tp)を軸に、John Coltrane(Ts)、Cannonball Adderley(As)、
Bill Evans(P)、Paul Cgambers(B)、Jimmy Cobb(Ds)からなるセクステットで、
これはまさしく、傑作【Kund Of Blue】へと向かう強力セクステットによるライヴ音源なのだ。
もう一つ、【Someday My Prince Will Come】。これにもコルトレインが絡んでるんですよね。
なんといっても邦題「いつか王子様」が良い。コルトレインの抑え気味の入り方が良い。
あんまり、ミュートの音は高すぎて好きじゃないんだけれど、この曲にはぴったりだ。
こわもてのマイルスの顔を想像しながら聴きたくはないが・・・。
どちらのアルバムが好きか?と問われれば、【Jazz at the Plaza】に軍配を上げる。
1958年のこの5人衆が、マイルス先生の選んだ黄金のセクステットかもしれない。
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