2014.03.30 原田泰治と萌の朱雀
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奈良県中部、近畿地方では桜の名所として有名な吉野山。
その吉野山の西側の下市町周辺を一般的に西吉野と呼ばれている。
うららかな春の温かさに誘われて、ここらあたりにドライブに行ってきた。
山村が点在するこの地域は、平地がほとんどなく、生活環境としては過酷で、
居宅や、耕作地のほとんどが山の斜面にへばりつくようにあるが、車窓から
見られる風景は美しく、絵本作家・原田泰治の描く農村風景そのままだ。

じゃあ、映像として捉えると、この地域のイメージはというと、どうだろう?
いつも思い出すのが、奈良県出身の映画監督・河瀬直美による映画「萌の朱雀」だ。
1997年、第50回カンヌ国際映画祭でカメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した映画だ。
この映画は、奈良県五條市から紀伊半島の南端・新宮までを結ぶ鉄道が工事もほとんど
終わりかけたころ計画が中止され、工事に関わっていてその影響を受ける一家族の悲しい物語。

いつも、写真を撮っていて思うことは、このようになんだかの「その場所のイメージ」が脳みそに
刻まれているって良いんだろうか、悪いんだろうか考えてしまう。
素直な目線で撮れない、という点ではマイナスだし、知っているから撮りたいと感じる場面もあるだろう。
それが、個人の個性となって、人とは違う捉え方ができるような気もする。

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FUJI X-E1 with XF35mmF1.4 R
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