2014.06.03 妄想が革命を生む
「妄想は革命を生む」・・・・名言だね。
この名言、山口県瀬戸内海にある周防大島でジャムを生業とする松島匡史さんという方が
NHKの取材を受けているときに奥さんの発言に突っ込んだときの一言だ。
東京の電力会社に勤めていた彼は、新婚旅行先のパリでジャム専門店と出会う。
それをきっかけに「ジャム」に惚れ、無謀にも電力会社を若年退職し、都会を離れて、
奥さんの故郷でもある過疎の島、周防大島でジャムづくりを始めた人である。

今、「里山資本主義」が熱い!
里山資本主義とは、NHK広島局「里山資本主義シリーズ」というリポート番組のタイトルで、
都市型の経済体系に組み込まれてしまって、疲弊してしまった地方がそんな経済体系から
決別して、独自の道を歩もうではないか!という主義です。
詳しくは、書籍だと里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く
このリポート番組の映像を見たければ・・・・・
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/jp/satoyama/interview/motani01.html
先に示した、周防大島でのジャムづくりの例以外にも、岡山県真庭市での森林資源を使った
エネルギー自給や木造高層建築の試み、広島県庄原の高齢者の生産した収穫物を、高齢者施設の
食材として買取り、その代金として地域の商業施設の利用券として還元する試み、耕作放棄地を
乳牛の放牧地として活用したり、高級食材となる淡水小魚の養殖場に変換して再利用したりと
どの取り組みも、地域の財産を生かすところからスタートし成功している実践例だ。

書籍を読んで、また番組を見て感じるのは、私たち地方人は、あまりにも都市へのあこがれが
強すぎたんじゃないか?都会的な生活=幸せな生活だというふれこみに惑わされているんじゃないか?
マネー資本主義は、成長戦略などという得体のしれない御旗のもと、個人の多面的な能力を封じ込め、
特化した専門性のみを求め、システムの一部として利用することで、個人の能力の有り無しを評価する。
その経済システムの中で誰もが大金持ちになれるという幻の幸せ。それは汗水流して働かずして利益を
得ようとする、お金の亡者のためのシステム。事実、「成長戦略」なんて言語を多用し、なんだかこの国が
もっともっと経済成長を遂げられることを信じ、執着しているのは、経済を牛耳っている大企業のお偉いさんと、
「人」のこと考えずに、「国」のことしか考えない政治家さんです。これって年寄りの考え。時代錯誤。
もう、そんな時代が終わりを迎えようとしてるんだなー、という実感。この「里山資本主義」は、こじんまりとした
範囲で、つつましやかに、安全に、そして「今あるモノ」を再利用し、経済活動として成立させようとするシステム。
それはとても知的な作業で、「人」を中心に置いたシステムのように感じられた。なにより関わる人々は明るい。

「妄想は革命を生む」 ・・・・ 地方が中央の経済システムとある一定の距離をとり、地域の中で経済活動を
活性化させる手立て。それはどこの地方でもなし得ることのできる取り組みがあるんじゃないか。
だって、海があり、山があり、川があり、田んぼがあり、畑がある、そして老人という先達もいる ・・・・ 
あとは、「妄想」だけだね。古い考えを捨てて、妄想を実践する勇気さえあれば、きっと変わる。
国の未来には不安はあるが、なんだか、地方の未来は明るい。

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