2014.07.21 こんなカフェに行ってきた
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場所は新宮市熊野川町、2011年の台風12号水害のあと、取り壊される話のあった
旧九重(くじゅう) 小学校を改装してオープンした 【 Bookcafe kuju
本の品ぞろえは、京都にある、あの名店「ガケ書房」プロデュース。
これは行かねばなるまいと、行ってきました。買ってきました本三冊。
縄文美術館(平凡社)、 「おじさん」的思考(内田樹・著)、ナポリタン、(おくがわじゅんいち・著)
秀逸は(普通の本屋さんでは絶対買えない、という意味で)なんといっても 【ナポリタン、】 。
スパゲティのナポリタンを深く追求したビジュアルブックだ。真面目に考えると何の足しにもならない本。
しかし、本との一期一会。作った人と、選んだ人と、買う人の気持ちがピターっとシンクロしたのだ。
だから、ここで手に入れないと二度と出会うことはないだろう。

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続いて、奈良県十津川村、瀞峡にある 【 瀞ホテル
もとは、船を操る筏師の泊まる宿「東屋」として、大正6年(1917年)に開業し、
その後、昭和初期に「瀞ホテル」と改名され観光旅館として栄えたそう。
3代続いた老舗ホテルも休業になって11年、ここもまた2011年の台風12号水害にあい、
それをきっかけに大阪にいた4代目がこのホテルを復活させるべく昨年からカフェとして
営業を再開したらしい。いや、実に素晴らしいシチュエーションだった。
秘境といえるほどの山奥にある山水画を彷彿させる景観は、それだけで十分に価値がある。

どちらのカフェもまだできたばかり。改装も自らの手で行い、まだ発展途上。
しかし、取り組んでいるのは、I (アイ)ターンやUターンで、都会からやってきた若者たち。
その彼らが、先の水害で被災したことをきっかけに、壊すはずの(そして壊れた)
地域の財産を新しいかたちで引き継いでいくってかっこいいじゃないか。
それに、「儲けるために商売やってるんだい」という、経済優先の短絡的などこかのおじさんたちとは違い、
なんかこう、肩ひじ張ったギラギラした態度ではなく、ゆっくりと丁寧に、
しかし、志は高く生きている態度と言おうか…。少しだけ、話しただけだけれど、そんなことを感じた。
なんか、わかったような偉そうな風に書いてしまっているが、実はおじさんは君たちが羨ましいのだよ。

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