2014.08.07 ブレない人
マケタ、マケタ。ニホンワアメリカニマケタ。
オトコノコワ、ミナ メニナミダヲタメ、ゲンコツヲ ニギツテ、
ザンネンダ、ザンネンダ、ト、イツテヰルヨ。
カンボーモ、ソーダロー。
オトーサマワ、カンボークライノトキカラ、グンジンニナッテ、
アメリカヲマカシテ ヤロート、オモツテヰタケレド、グンジンニナレナカツタ。
モウニホンジンワ、グンジンニワナレナイノダヨ。
ドーシタラ、イイダローカシラ、
リツパナヒトニナルコト。
リツパニナルトワ、ドンナトコロデモ、イケナイコトヲシナイコト。
カンボー、リツパナヒトニナレ。
                                              九月四日 オトーサマカラ
                                                          カン ヘ

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ヨコトリでは、太平洋(大東亜)戦争当時の日本の作家(画家や小説家)の書いた文章も展示されている。
戦中の、戦争を賛美する作品は、自らの真意を隠し、当時の軍部の意向に沿ったものなのか、それとも
移ろいやすい心の表れなのかはわからないが、それらの戦意高揚を狙った文章があるなか、
画家・松本俊介が、敗戦後すぐに、疎開先に暮らしていた自分の息子にあてた手紙は、
彼の代表作「立てる像」に通じる、何があってもブレないこの画家の力強さが感じられ気持ちがいい。
残念ながら会場にはこの作品はない。もし、この手紙とともに作品があれば、この画家を知らない
一般の来場者にも、もっと訴求力があったのになー、と、ここに「立てる像」を紹介する。

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松本竣介 【立てる像】 神奈川県立美術館・蔵

立派になること。立派になるとは、どんなところでもいけないことをしないこと。
カンボー、立派な人になれ。

武器を持って戦うことを良しと考える大人は、立派な人と言えるのだろうか?
もうすぐ、8月15日、私は松本俊介の言葉をかみしめたい・・・。
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