2014.08.30 帰ってきたタクソナくん
タクソナ(TAXONA)君。なんとまー、6年ぶりの再会である。
2008年.9月19日に「ご機嫌ななめのタクソナくん」で、
このカメラの記事を書いてから、ほぼ6年ぶりの登場である。

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このカメラ、実は友人の所有物でありますが、その彼に借りて撮っている時、「バキッ」という音とともに
フィルム巻き上げレバーが動かなくなってしまい、いつもお世話になっている修理屋さんに預けて待つ
こと6年。他の機材のメンテナンスをお願いしに行くたびにその様子を訊くのであるが、バラバラになっ
た状態を見せてくれるだけで、「修理完了」の連絡をくれることはなかった。それが、やっとこちらが「無
理やり」お願いして組み立ててもらい、使える状態にしてもらって引き取らせてもらった。ご主人は、原
因を究明し、完璧な修理を目指してくれたが、なかなか思うような修理とはいかなかったようだ。

「完璧」にならなかったところを訊いてみると・・・・(ちょっとここからマニアックになるね)
それは、フィルムを巻くスプールのガタが原因。フィルムを巻き上げる時に、カメラの中で水平移動せず、
よれた状態で動いてしまって、巻き上げの感触が異常に重くなったのに、無理やり巻き上げたからフィル
ムを巻くスプールがこれにからまって動かなくなってしまった、ということらしい。結論としてこのカメラに
入っているスプールは純正品ではなかったようだ。ご主人の話によると、この不具合がこのカメラの最大
の弱点で、持っている人の多くはこの壁にぶち当たり、使うのをやめてしまうようだ。ネットで調べてみる
と、この欠点を克服すべく、ちょっとした改造を施している方もおられ、素人工事でもできそうなので暇を
見つけてやってみるつもりだ。
フイルムを入れ、使えるかどうか確認(友人に返さなくちゃいけないからね)した。

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こんな風にこのカメラは真四角に撮れるカメラだ。
今のデジカメは、一台のカメラで様々な縦横比の画面で撮れるのが当たり前だが、60年前はそんなことは
できないのだ。久しぶりに、ピントや露出を自分で決めなくてはいけないフィルムカメラに触ったが、「綺麗に
撮れない」こと以外は、ほとんど、今のデジカメと変わらない。それに「綺麗に」ってなんだ?と考えると、「汚
い」を「味」と置き換えることもできる。それがフィルムカメラ、特にこのカメラのように当時の大衆カメラの魅力
ではあるが、大衆デジカメの安直に撮ることに慣れてしまうと、今は「この世界(個性的な古い大衆カメラ)」に
は戻れないな。

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