2014.09.27 青木まりこ現象的本屋さん望む
一昨日、関西ローカルのTV番組(ビーバップハイヒール・朝日放送)で「街の小さな本屋さん」を
クローズアップした内容が放送されていた。そこでは大阪の小さな出版社140Bの中島淳社長を
ゲストに迎え、大阪近郊の個性的な本屋さんのあたたかなエピソードを紹介していた。
噂に違わず、小さな本屋さんは苦戦しているようだ。
大都市はまだ良い。古くからある小さな本屋さんが、大型書店やネット販売に押されながらも、
特徴のある営業努力で頑張っているし、若い世代が個性的な本屋を始めている。
田舎はどうだ?なんかの雑誌の本屋特集で見かけたが、鳥取だったか島根のほう、新しく
本屋を経営しようとする人たちが、御教授願おうと日参するほど営業成績の良い本屋もあるという。
和歌山市(私が生れた街ね)の実情はどうなのか?と、悲観的見知で調べてみると・・・・
この街は和歌山県の県庁所在地。江戸時代には御三家のひとつである紀州徳川家が治める
紀州藩の城下町として栄え、面積は県の面積の約4%ほどだが、県人口の約40%、約37万人が
暮らして中核市に指定されている・・・・という規模の街・・・・・
Mapion電話帳に「書店」として登録されている電話番号は全部で37件、そのうち大型チェー
ン店、視聴覚メディアのレンタルもしている書店は11件、和歌山県書店商業組合に加盟してい
る、所謂「本屋」は13件、あとの13件はよくわかんない。

・・・・市内に13軒の本屋さん・・・・多いの?少ないの?
実感として言わせてもらうと、少ないと思う。それに「魅力的な」という修飾語がつく本屋さんは
私は知らない。「個性的な」になると、ほぼ・・・ない。
「魅力的な」という修飾語は人それぞれだから、「あるよー」と言う和歌山市民の方がいらっしゃる
かもしれない。「個性的な」という修飾語も個人の趣味趣向が優先するから、「アニメ系ならあるよ
ー」とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれない。しかしである・・・
本当のところ、この街は「本」(雑誌や漫画じゃないやつ)を欲している人が少ないからじゃないか?
言い換えれば「本を読んで得られる文化的悦楽」を知らない人とでも言おうか。
「本屋に足を運ぶことによる想像力の育成」が足りないんじゃないか。
「だって読みたい本があれば、ネットで買えばいいじゃない」で終わってしまっていいのか?
和歌山市民に叱られるかもしれないが「本屋の多さ」は「地域の文化度」に比例すると思う。

ところで、「本屋に足を運ぶことによる想像力の育成」と書いて思い出したのが、
「青木まりこ現象」である。皆さんはこの現象に陥ったことありません?
本屋に入ると突然大便をしたくなる現象のことをこういうのであるが、詳しくはウィキで調べ
ていただくとして、夏に恵文社一乗寺店に行った時も私はなったね。(自慢か?)
経験値から分析するに、「興奮状態で本屋に入る」となる。
これがワタクシの「青木まりこ現象」の見解だ。

ワタクシが「魅力的で個性的な」本屋さんと思うのは、「あのー、さわやかで笑える私小説ありますか?」とか、
「あのー、原発問題を中立的立場で論じてる本ないですかー?それも解りやすい」ってなことを訊くと・・・・
「ああ、ありますよー、こんなのどうですか?」って何冊か紹介してくれる本屋さん。
「ひえー、フォトグラフィカのバックナンバー、ほとんど揃ってるじゃん」というような本屋さん。
こんな本屋さんがあれば、ワタクシはいつでも「青木まりこ現象」を受け入れるけれどね。

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