2014.12.02 荒井由美が好きだ!
最近ちょっとノスタルジックになっているようです。
音楽の方も、突然、ユーミンの独身4部作を集中的に聴きたくなって、車の中で結構な音量で
聴きながら通勤している。「ユーミン」と書いたが、その「ユーミン」という愛称、実はあんまり好きじゃない。
・・・と言うか、アタクシにとっては「荒井由美」がすべてだ。よって、アタクシはそれほどのユーミンファンじ
ゃないのかもしれない・・・が、しかし日本のミュージシャンで誰が好きか、と訊かれると「荒井由美」と答えるだろう。

で、御存じのように【ひこうき雲】【MISSLIM】【COBALT HOUR】【14番目の月】がその独身4部作であるが、
これ以外アタクシはユーミンのアナログアルバムを持っていない。あの頃の、なんとなく5作目以降のア
ルバムを聴く気にならなくなったのは、こちら側の聴く音楽の趣向が変化していったからかもしれないが、
今、改めて連続して4作を聴いてみると、その理由が少しわかったような気がした。
それはデビューアルバム【ひこうき雲】、それに続く【MISSLIM】が、彼女のアマチュアイズムが前面に
出ていて、内省的で個人的なそのピュアさが、同年代(彼女の方がアタクシよりお姉さんだけどね)の
アタクシの感性とシンクロしたのだろう、本当に、アナログレコードの溝が擦り切れるほど、何度となく
聴いた。それが3枚目の【COBALT HOUR】になると一気にポップで華やかな様相に変わる。古い記憶を
たどると、初めてアルバムに針を落として、タイトルにもなっている【COBALT HOUR】を聴いてぶったまげた。
そして独身最後のアルバム【14番目の月】でアタクシの荒井由美は終わった・・・・と感じたのだ。
つまり、【COBALT HOUR】という曲は、荒井由美がユーミンになった、アマチュアがプロになった瞬間なんじゃ
ないか、と思ったわけです。まあ、どうでもいい話だけれど、分析好きの戯言と読んでください。
帰宅途中にカーオーディオから流れてきたのが【MISSLIM】のB面5曲目(CDだと最後)の曲、「旅立つ秋」。
この曲は、TBSラジオ『林美雄のパックインミュージック』が最終回を迎えるに当たって作られた曲らしい。
話が長くなりますが、思い出深い曲だ。
『林美雄のパックインミュージック』。深夜ラジオ全盛時代の黄金番組。今でいう神だ。
もう、亡くなられて久しいが、TBSアナウンサー・故・林美雄氏がパーソナリティとして、深夜3時から
朝の5時までやってた深夜放送。(抱腹絶倒の偽のニュース「苦労多かるローカルニュース」知ってる?)
なぜ、神か?だって、タモリを初めて公共電波で紹介したんだもの。(詳しくはWikipediaで)
林美雄は自分の感性に触れた無名のミュージシャンをこの番組でどんどん紹介して、荒井由美もその一人。
アタクシが彼女の曲を初めて聴いたのも、この番組。本人もゲストで出たんじゃないかなー。
彼女の曲が流れた次の日、ほとんど朦朧状態で学校に行き、(なんせ、朝の5時まで聴いてるんだから、
この番組があるその日はほとんど寝ていない)同級生の中野に「昨日、聴いたか?」
「聴いた、聴いた。あれ、スゲー良いな」「良い、良い」と二人で盛り上がって、速攻で【ひこうき雲】を
買いに行ったのを今でも覚えている。その番組が終わるのを彼女は哀感を込めて書き下ろしたのだ。
個人的なエピソードと彼女のデビュー当時をリアルタイムで知っていると、その歌詞の意味も感慨深い。

長くなりついでに、もうひとつ思ったことを。
去年公開された宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』の主題歌にもなった「ひこうき雲」
「ひこうき雲」はファーストアルバム【ひこうき雲】の1曲目に入っていますが、このアルバムの中に
「紙ヒコーキ」という曲がB面2曲目(CDでは7曲目)にある。歌詞の内容を知ると、映画の内容に
合うのはこの曲じゃないのか、とふと思った。(歌詞は他サイトで読んでみてね)
監督も知っていたはず、でも、「ひこうき雲」を選んだ。「ひこうき雲」は自死をテーマにした曲。
監督はストーリーやエピソードに隠して、日本という国を憂い、過去「自死」の道を歩んだ過ちを
忘れるなよ、日本。と、この曲に託したんじゃないか?ここまでいくと、深読みも飛躍しすぎか?

いや、好きな曲だと語れるねー。もう、なにも出ないけれど、
みなさんにもあるんだろうな、思い出深い曲。(音楽ってほんとに良いですね)
Secret

TrackBackURL
→http://washiaya.blog72.fc2.com/tb.php/2318-2d32663c