2014.12.06 文字の力
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Fuji FinePix X100 奈良・高畑<にて

奈良県立美術館でやっている「大古事記展」に行ってきた。
「大古事記」と謳っていたが「中古事記」って感じだった。
考古学的資料って言うんですか?博物館で飾っている古事記由来の物品と
美術的価値のある?古事記をイメージした絵画を並列に展示していたので、
こっちはどうしても考古学的資料に目がいってしまって、作者名の知らない絵画には、
とんと興味がわかず、ほとんど素通りしてしまった。残念だ。
古事記をテーマにした絵画って、結局はその文を読んで描いた図像でしかないから、
作者の妄想や解釈でしかない。まあ、綺麗に描いてあるとか、登場人物がりりしく描かれてい
るとか、っていう表面的な評価はできるんだけれど、考古学的事実と隣合わされると、弱い。
やっぱり、どうがんばっても絵空事なんだなー。
それより、文字の力ってやっぱりすごいね。レプリカだったけれど、奈良県飛鳥池遺跡で
出土した7世紀ごろに「天皇」と書かれた木簡を見て「おお、今の天皇の御先祖か!」と感心
したり、古事記を編纂した太安萬侶の名前が刻まれた銅板(墓誌というらしい)を見て、「死ん
で名前を刻まれるほど、超有名人だったんだ」と教科書の文字でしか知らない人をリアルに
感じたりできて明治時代に描かれた美術作品より「古事記」を実感できたな。

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