2014.12.09 学ぶ!写真
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FUJI X-E1 with XF35mmF1.4 R

今、『写真講義』っていう本を読んでいる。
イタリアの写真家ルイジ・ギッリが1989年から90年にかけて学校で行った写真講義をまとめた1冊だ。
夏ごろ、美術手帖やIMAで紹介されていて、買おうと思っていたのに初版は完売、ようやく二刷目を
手に入れて読んでいる。ところで、ルイジ・ギッリという写真家に興味を持ったのは、画家ジョルジョ・
モランディのアトリエを、あたかもモランディの作品ように撮影した写真を見たからだ。
いや、ちょっと言い方が悪いな。絵画を模倣した写真ではないが、モランディの作品が持つ、静かで
穏やかな空気感と共通する雰囲気の写真に興味を持ったからだ。
ジョルジョ・モランディはご存知ですか?
どうなんだろう?日本ではそれほど積極的に紹介されないな。
検索してみて、作品画像が結構出てくるから・・・・良いでしょう?
なんかこう、茶の湯の世界に共通するところない?
そうだ、本日はルイジ・ギッリの話だった。横道にそれそうなので無理やり軌道修正。
この講義録は、写真の初心者を対象に行われたもので、カメラの選び方や基本操作から写真の歴史
も収録されているが、それより、写真を撮るとはどういうことなのか、という根本的なところを自作を通
して、明晰に、そして論理的に答えてくれている。そして、当時の講義をそのまま収録されているから、
学生に与えた課題も載っていて、実際にやってみるのも面白そうだなー、と思っている。
ところで、ルイジ・ギッリの写真は、ネットで検索してもほとんどまともな画像はない。この本には
彼の作品がそこここに登場する。ほとんど小さい画像だが、先にも書いた「静かで穏やかな空気感」
が見て取れる。とても良い。そんな写真を撮ってみたい。そしてそのヒントが彼の言葉にある。
「写真を撮るとき、私はたいてい極端に光の差がないコンパクトな範囲を選ぶようにしています。
写真とはものごとを明らかにする、ものごとに光を当てて見えるようにする表現だと私は確信し
ています。写真の本質は光で書くことですから、その基本は光とともに仕事をすること、光につい
て繊細な感性を働かせることです。」・・・・どう?なかなか薀蓄あるでしょう?こんな言葉が本書のい
たるところにちりばめられています。価格¥ 5,940。ちょっとお高いけれど、買って損はない。
最近、自分の撮る写真がマンネリに感じているあなた。きっと感性を刺激してくれます。
実際、アタクシは久しぶりに三脚据えて風景写真撮りました。

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