2015.03.05 幸せの連鎖
事件は事件でもこんなニュースは良い。
「黒板ジャック」。朝、登校してきた子供たちは教室の黒板を見てびっくり・・・・
この「黒板ジャック」、ムサビ(武蔵野美術大学)の学生たちが、外部講師として小中学校や高校を訪ねる
「旅するムサビ」の一環として、生徒や児童が来る前に、教室の黒板全面に絵を描いて驚かそうとする企画。
2011年から始まって、12の学校で120を超える黒板に描いてきたそうです。
もちろん、驚かせるだけの目的ではなく、主にムサビの教職履修生を中心に行っている活動のようで、
協力してくれる学校で作品を展示したり、授業をしたりと、未来の美術教育の担い手として、教える喜びを
体験させようとする試みのよう。
半日使って描いたものが、始業開始前に消されてしまう、たった1時間ほどの運命の作品。
単位がもらえるわけではない、報酬もない。学生たちは、それでも力いっぱいこめて描く。黒板の作品を見た
子供たちは感嘆し、心にその作品が刻まれる。その子供たちの反応に学生たちはきっと描く勇気をもらうだろう。
素晴らしいじゃないか?なんか、描く側も見る側もすごく純粋じゃないか?

1月末に発売された書籍「今日も嫌がらせ弁当」が話題になっているそうです。
高校に入って反抗期を迎えた娘に対し、母がとった行動は「3年間、毎日キャラ弁を持たせる」。
言葉ではなく弁当を通じて娘へメッセージを送り続けた実話です。 (with newsより一部転載)
著者のttkkさんによると、きっかけは次女の反抗期。「無視されたり、返事をしなかったりといった態度に
カチンときて、仕返しの意味を込めて始めました」
「カチンときて、仕返しにキャラ弁」っていうのが、いいじゃないですか。
海苔を切って作った文字の小言であったり、娘への応援であったり、食欲無くす飾りであったり、
その日その日の出来事をテーマに作られた弁当・・・高校卒業前の最後の弁当は卒業証書を模した弁当。
「表彰状 娘殿 
 あなたは嫌がらせのお弁当を残さず三年間食べ続けました。その忍耐を称えここに表彰します。 母」
良い話だなー、と思った。ちょっとジーンときた。
どこでどう間違ってしまったのか、憎しみの連鎖が続く昨今。

「黒板ジャック」に会った子供たちは、イラつく気持ちになるだろうか?
母親の「嫌がらせ弁当」を毎日食べ続けた娘が、それでも母親を認めないだろうか?
こんなニュースを読むと、幸せの連鎖っていう言葉が思い浮かぶ。
手間のかかる無償の行為、それが相手に伝わらないわけがない。
この経験が、将来に悪い影響を与えるわけがない。
そして、アタクシはアートが、創るという行為が、人の未来を幸せにする手立てであると信じてやまない。

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