2015.03.10 デザインの力
WarkaWater01.jpg

・・・・とあるデザイン関係の研究資料を読んでいて見つけた・・・・・

この物件が何かわかるだろうか?現代アートの野外彫刻ではない。
イタリア人のアルトゥロ・ヴィットリ氏というデザイナーが考案した、電気を使わずに
大気中の霧や雨露を集めて、飲用できる水をつくる装置、WarkaWaterである。
なんと美しいかたちだろう。
高さは10m、直径は4.2m、筒状になった竹を編んだ格子風の外骨格と、みかんを入れるような
ブラスティック製の網、底には水を貯める瓶とで構成された形は、空気中の水分を網に吸着させ
そのしずくを底の瓶に貯めるための必然の形。

1基あたりの製作費用はおよそ1,000ドルで、稼働には電力を必要としない。ヴィットリ氏によると、
5つのモジュールを組み立てて塔を建てるのに要する時間は1時間以内で、その必要があれば、
また分解して移動するのも簡単だという。イタリアの実験施設で行った試験の結果から、新型の
WarkaWaterは、1日に約50〜100Lの水を集められるはずだという。これは、人々が毎日体を洗う
には足りないかもしれないが、6,000万人もの人が満足に飲料水を手に入れられないような国では、
重要な給水源と見なすべき量だ。http://wired.jp/2015/01/14/warkawater/#!/galleryimage_3の記事を転載

必然の形は美しい。
何よりも、自然をねじ伏せた形ではなく、自然により添い、邪魔にならない程度の奥ゆかしさが
あるではないか。これをデザインの力というのだろう。ちなみに名前の「Warka」というのは、
エチオピア語で「巨大なイチジクの木」という意味だそうだ。

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