2015.05.04 モダンジャズのモダンな写真
去年に続いて「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」に行ってきた。
目的は、モダン・ジャズの名門レーベル、ブルーノートの名だたる名演を収録したジャケットを飾る
写真の原版が展示されている嶋臺(しまだい)ギャラリーに行くこと。そのジャケット写真を撮ったのは、
フランシス・ウルフというレーベルの共同経営者の一人だそうだ。そのほとんどがローライフレックス
という二眼レフカメラを使い、ライブ会場やレコーディングの時に撮影されたもの。
知っているジャケットデザインの原版写真を見つけると、少し興奮するね。楽しかった。

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その写真を使ってジャケットデザインをしたのがグラフィックデザイナー、リード・マイルス。
単純な色面に配された文字とモノクロ写真の大胆なレイアウトは、今見ても斬新だ。
その大胆さは写真のトリミングにも通じていて、画面に綺麗に入っているモデルの頭をぶった切ることもしばしば。
フランシス・ウルフはせっかく撮った写真をぞんざいに扱われたのを嫌がって、たびたび愚痴を言っていたらしい。

会場の一部、土蔵にはオーディオルームをしつらえられ、これらのアナログレコードを聴かせてくれていた。
最近、車の中だけでしか、それもデジタルでしか音楽を聴かなくなってしまったアタクシの耳に入ってくる音。
巷の噂で「アナログの音は角が取れて耳触りが良い」なんて聞いたことがあるが、たまたまかかっていた
ウェイン・ショーターの【Adam's Apple】を聴いて納得。柔らかく、分厚く、温かい。こんなに良かったけ?
まあ、高級オーディオっぽいシステムのようなので、その力も大きいのだろうが、久しぶりのアナログ音に感動。

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因みに、上の青バックのミューシャンはウェイン・ショーターの若かりし頃の肖像。
それが、ジャケットになるとこうなる・・・・・
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そりゃー、撮った本人の心境は複雑だろな。大胆と言えば大胆。
しかし、原版のままでもいいような気がするけどな。だって、このままで十分カッコイイじゃん。

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