2015.05.23 この「叫び」を聴け
RCサクセションの【シングルマン】を買った。
ハッピーエンドの【風街ろまん】以来の、NHKの名盤ドキュメントに感化されての購入である。

1976年に発表されたRCサクセションの3枚目のアルバムであり、様々な理由によって
不遇の名盤と言われているアルバムである。様々な理由は他サイトでお調べいただきたいが、
「不遇」であればこその名盤と言えるのではないだろうか?
このアルバムからは当時の23歳の忌野清志朗の不安や苛立ち、憧れと哀しみが
ありのままの形、そう、心の「叫び」が聞えてくる、いや、実際「叫んでいる」。
その叫びに「大人になった私」は心揺さぶられた。それは「反省」と言っても良い。
悲しみや策略や謀略や裏切りや責任転嫁の、小さな波に揺られながら生きてきた大人が
このアルバムを聴いて反省しているわけだ。(大きな波に飲み込まれたわけではない)
23歳の忌野清志朗に戒められ、反省したというか・・・・・
RC01.jpg
このアルバム、ぜひ若い世代に聴いてもらいたいなー。
決して耳に心地よくはなく、直接的で個人的な表現だから、
音楽として楽しめるモノではないのかもしれない。
だけれど、23歳の忌野清志朗が感じていた思いは、今の23歳の「あなた」も多かれ少なかれ
感じているんじゃないか?いや、感じていてほしい。そうじゃないとおじさんは悲しい。

7曲目の「ヒッピーに捧ぐ」は、突然亡くなった、一番信頼していたスタッフへの鎮魂歌、泣ける。
11曲目の「スローバラード 」は悲しくも切ないラブソング、名曲。
最後に、このアルバムを名画に例えると何を連想したか?そう、ムンクの「叫び」。
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