2015.10.08 「軽薄短小おじさん」VS「洞窟おじさん」
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将来の国の在り様を左右する大事なことを、問題を解決する様子もなく、ゲームをしているかのような態度で
決めちゃった政治家さん達にはあきれるばかりで、その人たちと同じ世代であるワタクシは恥ずかしい限りで
ある。しかし、その政治家さんたちに真っ向勝負した若者には「やるじゃないか」と拍手を送りたいし、その政
治家さん達は若い世代に選挙権を与えたことでもあるし、これから先の日本の行く末は若者に任せておいて
ワタクシたち軽薄短小世代はそろそろ社会の中心から身を引いたほうが良いと思う今日この頃・・・・・
そんな憂いな気分のワタクシは相変わらずテレビ大好きおじさんである。

そんなワタクシがNHK BSスペシャルドラマ「洞窟おじさん」の再放送の初回を見て心ときめいた。
親の虐待から逃れ、わずか13歳で山奥に逃亡。洞窟に隠れ住み、その後43年間ものサバイバル生活を経て
発見された男の実話をもとに作られたリリー・フランキー主演のテレビドラマだ。
心ときめいた気分が冷めやらぬまま、たまたま入った本屋さんに平積みされていた原作を発見。一気に読み
終えて感じたのは、作者でもあるこの男性の生存をかけたホームレス時代の日々は、壮絶ではあるがとても
魅力的に感じたことだ。その魅力はなんなのか考えてみると、彼はその狩猟生活で生きるために考え、工夫し、
失敗し、成功することで生きる力を蓄え「死ななかった」ということだ。
生きるための純粋な努力 - これほど崇高な生はない。
彼は自らそれを選んだわけではなく、その境遇から、たまたま「そうせざるを得ない」人生を歩んだだけのこと。
ただ、それだけの事ではあるが、「与えられたモノ」を消費するだけでは得られない生き方であることは確かだ。

消費の快楽に酔いしれ、金にまみれた夢を見た軽薄短小世代の私たちはどうだ?
経過より結果を優先し、大事な問題を時間をかけて解決しようとする努力もせず、経済だけが頼みの綱で
自分の(かどうかは怪しいが)意思を強引に主張するだけのお坊ちゃま政治家達が、我々おじさんの代表ならば、
そいつらに「洞窟おじさん」の爪の垢を煎じて飲ませたい、と思うのは私だけだろうか。


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