2016.03.14 写真の入門書を買う
「写真の本質―スティーヴン・ショアー入門書」を買った。
スティーヴン・ショア(Stephen Shore)・・・言わずと知れたアメリカの巨匠。ウィリアム・エグルストンとともに
シリアスなニュー・カラーの代表作家と評価され、 彼の一連のカラー作品は、あのアンドレアス・グルスキー
にも多大な影響を与えた写真家だ。。そのショアが長年写真と関わった経験から導かれた知識をもとに、
その見方や本質を読み解くための方法を解説した写真の入門書。

Stephen Shore01

入門書といっても、どんなふうに撮ったらかっこよく見えるかとか、カメラの使い方を解説しているわけではない。
なんせ、「写真の本質」なる訳題がついているのだから、写真についての本質論だ。
最初のページをめくると、見開き左ページに少しアンバーに色焼けした風景写真。
ロバート・フランクという写真家が1954年~1956年ごろに撮った炭鉱の家並みをホテルの窓から
撮影したモノクロ写真だ。右ページにショアの文章・・・・
左はロバート・フランクが撮った写真である。ビュート・ホテルの一室から、北ロッキー山脈の
陰鬱な炭鉱の町を見下ろした写真だが、実際に目に映った景色とはどう違うのだろう?
レンズやシャッター、あるいはフィルムはこの写真にどのような影響を及ぼしたのだろうか?
画像を決定する写真の特性とは何なのだろうか?

ページをめくると、今度は左ページにショアの文章・・・
本書では、写真の本質を理解する方法、つまり、写真がどのように機能しているかということを解説
している。対象は優雅で美しい写真だけではない。ネガやデジタルデータからプリントされた、ありと
あらゆる作品を取り上げている。すべての写真には共通する特性があり、その特性によって、目の前
に展開された世界が写真へと変形される。つまり、特性は視覚的な原理を形成し、写真の本質を解き
明かす。

右ページには1998年にジョン・ゴセッジによって撮られた、白い紙の上に置かれたスチール製の
棒状の工業製品の束のモノクロ写真。

「すべての写真には共通する特性があり、その特性によって、目の前に展開された世界が写真へと変形される。」
共通する特性かー、最初に見せられた二種類の写真に何か共通性があるのだろうか・・・
その答えが見つかれば写真がうまくなるのかなー、そんな簡単に答えが見つかるわけないよねー。
でもまー、何にせよいろんな写真を知ることから始めよう。でないと写真を撮る楽しみが広がらないや。

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