2016.05.07 古本市でのハーハーゼーゼー
古本屋へ入るのは楽しい。知らない街で出会った古本屋、目的がなくとも、なんだかウキウキする。
古本市経験二度目、今回は「みやこめっせ・春の古書大即売会」におじゃました。

初めて行ったのが「下鴨納涼古本まつり」。露店の古本市はのんびりした雰囲気で、散歩がてら
来ましたよって感じで、ぶらぶら品定めするだけで十分満足できたが、今回は大きな会議場を
借りてのイベント、出店している方も来場者も本気度がひしひしと伝わってくる。
ゆえに、こちらも気持ちは高ぶり、パブロフの犬のごとくハーハーゼーゼーとなる。
ああ、これは中古カメラ市でも味わった気分だ。しかし、中古カメラ市より敷居が低いから、
買う気満々・・・・・ところで、ふと我に返ると、どんな本が欲しいの?となってしまった。
古本屋が90店舗も集合している会場、どの店に何があるのかもわからず、ジグザグに手当たり
次第に歩くこと1時間半、巡っていくうちに自分が欲する本の傾向と対策がわかってきた・・・・・
① 展覧会の図録 ② 洋書の写真集 の2点、しかし、なかなかどうして、探すのが大変。
どうにかこうにか手に入れたのが、2003年に開催された丸山応挙の展覧会豪華図録一冊のみ。
ムムム・・・、これだけでは満足できない・・・・と、傾向と対策を無視して手に入れたのが、
昭和20年代後半から30年代に刊行された「岩波写真文庫」の中から、和歌山関連の4冊。
当時の古いモノクロ写真ばかり掲載されたB6サイズの小冊子だが、自分の撮りたい写真の
参考になればと、資料がてらに手に入れた。実はこの4冊の方が豪華図録より値段は高い。
図録は1200円、写真文庫の当時の値段100円が一冊500円に跳ね上がって、4冊で2000円。
図録は丸山応挙を知るうえで価値があるように感じて手に入れたが、何気なく手に取った昭和の
古い小冊子に、図録以上の対価を支払う自分がおかしかった。

今や、個人オークションで何でも気安く探せ、それに店舗販売より安く手に入れられる世の中。
これらの本も、オークションで探せば、もっと状態がよく安価な価格で手に入れられるのだろう。
しかし、このハーハーゼーゼーの期待感と喪失感、それに偶然の出会い。これらは、何事にも
変えられないライブ感だ。古い人間だとお思いでしょうが、こんな実販売での買い物は、世界が
広がって良いな。

006-8862680.jpg
GR digital Ⅳ 京都にて

Secret

TrackBackURL
→http://washiaya.blog72.fc2.com/tb.php/2456-59452a47