2016.05.21 記録と記憶
002-337.jpg

「痕跡を訪ねる」っていうのがブームです。
アタクシも例にもれず、「日本縦断こころ旅」や「ブラタモリ」を大変楽しく視聴させていただいています。
ノスタルジックな心持ち、年齢を重ねた故の感情なのでしょう、たぶん。
先日来、当ブログでも紹介させていただきましたが、古本市で手に入れた岩波写真文庫「和歌山県」に
掲載されている、戦後すぐの写真を見ていると、まだ自分の生まれていない時代の写真でさえ、懐かしく
感じて何度も見返しています。つまり、「その場所は知っているのに見たことのない風景」というのが、とて
も興味深く、また不思議なことに懐かしくも感じるのです。
この興味が高じて、明治大正のころに撮られた和歌山各地の観光写真をアーカイブ化したサイトを
見つけ、この「その場所は知っているのに見たことのない風景」ばかりダウンロードしました。
観光写真というのは、その観光地をお知らせする、また訪ねた記念にと、当時の人が買って楽しんだ
絵葉書なのですから、決定的瞬間でも芸術写真でもありません。それが、何十年後にその写真を見た
アタクシはその写真を「記念写真」としては見ていない(見られない)。そこがおもしろい。
写真っていうのはこんな風に「記録」として残されるだけで、何十年後のだれかの記憶を刺激する役割
もあるんだなー、と改めて(至極当然ですが)感じています。
そんなことで本日の画像は、そんな気持ちになったことでもあるし、現代も残る近所の古い時代の痕跡を、
画像に「古さ」のスパイスを加えてご紹介させていただきます。(つまり、加工しています)

002-341.jpg
TAXONA 2015年3月撮影

Secret

TrackBackURL
→http://washiaya.blog72.fc2.com/tb.php/2463-bf3904a3