2016.10.23 この人が好きだ!
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「この人が好きだ、といえる日本の著名人をあげよ!」と問われれば・・・・本人と会って話したことは
ないのだが。うーむ、いっぱいいすぎて難しいなー。そのうちの一人が建築家・藤森輝信氏

藤森照信は、日本の建築史家、建築家。東京大学名誉教授、東北芸術工科大学客員教授。東京都
江戸東京博物館館長。専門は、日本近現代建築史、自然建築デザイン。日本建築学会の建築歴史・
意匠委員会委員を歴任。(Wikipedia)

藤森氏が設計した建築を実際に観てみたい、という思いは、氏の著書「タンポポ・ハウスのできるまで」
や赤瀬川原平著「吾輩は施主である」を読んでからずっとあって、特に処女作「神長官守矢史料館」は
一度は訪ねてみたいと思っていた。それがやっと叶えられた、嬉しー。

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初めてこの建築を写真で見たときは衝撃的だったなー。
4本の原木をそのまま柱に使い、それが屋根を突き破ってるんだもの。正面から見ると「角」。
全体のイメージも「古城」を感じさせ、鉄とコンクリートやガラス、アルミニュームをふんだんに
使い四角い箱を組み合わせた近代建築(アタクシが知る限りの)の常識から逸脱したデザインは、
この人が建築史家として歴史を研究してきたうえで出てきた答えなんだろうなー、とも思った。
歴史を素直に受け止め、流行り廃りや、世間の評判とは遠いところで思考し、現実化する芯の通
ったものの考え方。ブレテない、そういうところが好き。
案内の方の説明では、藤森氏は最初、この建物を土と木と石で作りたかったんだって。しかし、
資料を所蔵するためには鉄筋コンクリート造でないと許可が下りないので、やむなくコンクリートを
使ったらしく、どうしても「土」の素材感がほしかったので、コンクリートに色粉とわらを混ぜ、そんな
今まで誰もやったことのない材料を開発したそう。「これはこうでなければならない」と決めつけず、
どうにか「そのようにする」柔軟さ。そんなところも好き。

藤森氏はこの作品以降、共同設計者の方々と27、彼だけの設計で10の建築作品を残しているが、
最新作は岐阜県多治見市にある「モザイクタイルミュージアム」。画像を見る限り、これまた凄い。
「山」を縦にぶった切ったようなデザインなんだもの。これもまた見に行きたいなー。

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