2015.08.04 スッキリしたい人、必読!
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内田樹氏の【街場の戦争論・ミシマ社】を二日で読み終えた。
これは、我が読書履歴の中で、「十五少年漂流記」を一晩で読み終えて以来の快挙だ。
去年の今頃か、【「おじさん」的思考】を読んで以来、ここ1年ほど氏の著作が気に入って、
立て続けに4冊ほど読んだ。この著書はモヤモヤした「今」の日本の在り様を
(アタクシは、そう思っている)「そいうことかー、なるほどねー」とすっきりさせてくれる、
今最もホットな(アタクシの立場に立てば)論考であると思われ、一気に読み終えることができた。

モヤモヤの要因はいくらでもある。
安保法制を国民に理解してもらいたいと、メディアに登場する首相の白々しい説明。
それを支えているはずの、腰ぎんちゃくな人々の、国民(若者ふくむ)をバカにした言動と態度。
責任のなすりつけ合いだけで、だれも責任を取ろうしない、国立競技場の失策。
そういえば、民放の旅番組になぜか文部科学大臣がゲストに出ていた。
でも、出てるだけで積極的に参加してるわけでもないんだけど・・・不思議だねー。
突然、辺野古工事の一時中止を発表する官房長官・・・・なんとまー、このタイミングで。

まあ、なんていったらいいんだろうなー、錯乱状態?崩壊寸前?
大丈夫なのかなー、このまま任せておいて。不味いんじゃないかなー、
最初偉そうに言ってたのに、こんなにフニャフニャになった集団に任せておくの。
これも某国の陰謀かなー。特定秘密保護法と集団的自衛権を含む安保法制を
通して、現政権がポシャり、また違う政権ができて、最も得するのが某国。

内田樹氏の論は、この一連のモヤモヤを判りやすく納得させてくれる。
しかし、それは、決して明るい未来の日本を想像できるものではない。
だから、アタクシ達一般ピープルだけでも、現状を理解し、しっかり考えなくっちゃ。
もし、「このままでいいのか日本」と思うなら・・・・是非!

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2015.03.14 今やアクションあるのみ
アタクシは西洋絵画にも日本絵画にも、そしてコンテンポラリーアートや写真作家にも興味があります。
そして毎年、たぶん月に一回ぐらいは興味のある展覧会を見に行きます。
しかし、唯一まったく興味がない展覧会は、美術団体が主催する公募展です。
タレントの○○さんが、△△会に出品して入選したとか、○○さんは毎年入選していたので、
無審査になっただとか、たまに芸能ニュースなんかで報道される、あんな公募展です。
あれって、必ずと言っていいほど組織的で、ヒエラルキーがあって、作品の良し悪しじゃなくって
どれだけその組織に染まっているかどうかで評価が下る。(と、アタクシは感じています)
それは、若い時に一度だけ、そんな展覧会を見に行って反吐が出るほど、アタクシには
合わないと思った経験からです。もう、どの作品も、表面的で、内容的にも、考え方もおんなじ
なんですもの。なんか他力本願で無責任な感じがしたんだろうな。

そんな既成から外れた、表現の形はどうあれ、「創る自由」や「個人の考え」が、エネルギーとして
作品の中に充填されているような、全くの自己責任でフラットな、とても魅力的な展覧会がありました。
(アタクシが美術に関心を持ったころには、その「噂」しか情報としてなかったですが)
故・赤瀬川原平の著書「反芸術アンパン」に、その展覧会の記録が書かれています。

「アンパン」って「あんパン」でもシンナー遊びの俗語でもないです。「読売アンデパンダン」のことです。
「読売アンデパンダン」とは1949年から1963年まで、東京、上野の美術館で開催されていた
読売新聞が主催する、どんな人でも作品を出品し、展示できる無審査の展覧会の事です。
原平さんはこの展覧会に作品を出品していた芸術家だったのです。そしてこの著書は、自らが参加していた
この展覧会とはなんだったのかという、氏の記憶と記録と調査によって書かれた展覧会の記録です。
あのー、この展覧会のことを語りだすと、もう色々大変ですから、詳しくはこの本を読むのが一番ですが、
ネットで画像を検索すると、この展覧会に出品された作品の特異性がイメージできると思います。

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2015.03.09 残念なお知らせ
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FUJI X-E1 with Voigtlander NOKTON 50 mm F1.5

(株)美術出版社(資本金6600万円、千代田区五番町4-5、代表大下健太郎氏)と
関連の(株)美術出版ネットワークス(資本金3000万円、新宿区市谷本村町2-19、同代表)の2社は、
3月4日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した・・・そうな。

「美術手帖」どうなるんでしょうね。
コンテンポラリーアートに特化しちゃってるからなー。(それがウリなんだけれどね)
たまに、フレンドリーな企画もやってるけれど、テキストが難しくってさ、読むのに苦労するよね。
「美術手帖」は買ったり買わなかったり、立ち読みしたり。もう40年の付き合いなんだけれどね。
これ、無くなっちゃったら、アートのトレンド情報が手に入らなくなるじゃない。
「みずゑ」どうなっちゃうんだろうね。
ほとんど買わなくなっちゃったなー。
高級な美術雑誌って感じだったなー。

「芸術新潮」は会社が違うから、まだ大丈夫だよね。
この間も、原平さん特集だったから、即買いした。

会社倒産=廃刊になっちゃうのかなー。それだけは・・・。
2014.09.27 青木まりこ現象的本屋さん望む
一昨日、関西ローカルのTV番組(ビーバップハイヒール・朝日放送)で「街の小さな本屋さん」を
クローズアップした内容が放送されていた。そこでは大阪の小さな出版社140Bの中島淳社長を
ゲストに迎え、大阪近郊の個性的な本屋さんのあたたかなエピソードを紹介していた。
噂に違わず、小さな本屋さんは苦戦しているようだ。
大都市はまだ良い。古くからある小さな本屋さんが、大型書店やネット販売に押されながらも、
特徴のある営業努力で頑張っているし、若い世代が個性的な本屋を始めている。
田舎はどうだ?なんかの雑誌の本屋特集で見かけたが、鳥取だったか島根のほう、新しく
本屋を経営しようとする人たちが、御教授願おうと日参するほど営業成績の良い本屋もあるという。
和歌山市(私が生れた街ね)の実情はどうなのか?と、悲観的見知で調べてみると・・・・
この街は和歌山県の県庁所在地。江戸時代には御三家のひとつである紀州徳川家が治める
紀州藩の城下町として栄え、面積は県の面積の約4%ほどだが、県人口の約40%、約37万人が
暮らして中核市に指定されている・・・・という規模の街・・・・・
Mapion電話帳に「書店」として登録されている電話番号は全部で37件、そのうち大型チェー
ン店、視聴覚メディアのレンタルもしている書店は11件、和歌山県書店商業組合に加盟してい
る、所謂「本屋」は13件、あとの13件はよくわかんない。

・・・・市内に13軒の本屋さん・・・・多いの?少ないの?
実感として言わせてもらうと、少ないと思う。それに「魅力的な」という修飾語がつく本屋さんは
私は知らない。「個性的な」になると、ほぼ・・・ない。
「魅力的な」という修飾語は人それぞれだから、「あるよー」と言う和歌山市民の方がいらっしゃる
かもしれない。「個性的な」という修飾語も個人の趣味趣向が優先するから、「アニメ系ならあるよ
ー」とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれない。しかしである・・・
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2014.09.17 理屈で処理すると腹も立たない、他
内田樹氏の【おじさん的思考】が非常に面白かったので、続けて【街場の現代思想】を読んでいる。
タイトルが肩っ苦しいけれど、全然肩っ苦しくはありません。世の中の腹立たしい事や、モヤモヤな
トピックスを(といっても、一昔前の出来事ですが)理論的に、かつ軽く噛み砕いてお話してくれると
いう、とても優しい本です。そして読んでいるとすっきりする。
なぜかというと、おじさんになればなるほど、世の中は腹立たしく、モヤモヤしたことが増えてきて「昔
の方が良かったんじゃないの?」と、精神が後退していく。しかし、そいうマイナス思考というか現実
逃避的引きこもり思考も、内田氏の、視点を変えたラジカルな理論を読んでいると、腹立たしいことも、
モヤモヤ事も、落ち着いて分析すればたいして腹も立たない、ということがわかる。これはある意味
おじさんのための処世訓だ。

その他・・・・
最近写真を撮っていない。ワタクシは写真を撮っていないと、写真の勉強をしたくなるようで、写真関
係の本を2冊買った。ひとつは【写真家・東松照明 全仕事】展 の図録。去年か一昨年、名古屋市美
術館でやっていた展覧会の図録だ。沖縄をモチーフにした一連の写真が気に入っている。
なんといっても印象的なのが、1971年に波照間島で撮った海の上に浮かぶ雲の写真。なんてことの
ない斜めに傾いだ構図の、空に浮かぶ雲と海を収めた写真だけれど、なんか良い。
もう一冊は、IMAの最新刊。特集が【写真とテクノロジー】。気になるじゃない?デジタル技術がここまで
世の中を席巻すると、写真の世界も変わってくる、というか、写真でどんなことができるんだろうって。
もう一つが【子どものための写真学校】って特集。著名な作家を通して、現代写真を知る、って感じ。
あ、そうそう、今一番気にいっているのが、JAZZRADIO.com ってサイト。ジャズだけを流している
サイトで、ジャンル分けされていて、そこをポチっとすると曲が流れる。ワタクシのお気に入りはピアノ
トリオ。今も聴きながらこれを書いている。ながら族って知ってる?「○○しながら○○する」っていう
人達のこと。昔はラジオを聴きながら勉強したもんだ。だから、昔に戻った気分。なんか良い。