2016.02.07 PLAUBEL makina 67
お久しぶりです。
昨年末に宣言して新しく導入しようとしていたデジカメ、実はペンFデジタル。
しかし期待外れの外装デザインで意気消沈していたワタクシ。
突如の発想転換!マイクロフォーサーズの真逆、デジタルの真逆。

そう・・・それは・・・PLAUBEL makina 67 (プラウベルマキナ67)。
Hasselblad とZeiss Ikon 、その他二台のデジカメを下取りに出し、手に入れたフィルムカメラ。
え~!? っという人がいるかもしれない。いまさら何を?と言われるかもしれない。
続々と昔からあった定番フィルムが製造中止になって久しく、たまに行くヨドバシカメラのフィルム
売り場が年々縮小され、近所の写真屋さんでのブローニーフィルムの現像ができなくなり、もうす
でに絶滅危惧種となりつつあるフィルムカメラの、それも中判カメラ・・・それがマキナ67である。
お金の無駄遣い、経済観念まるでなし。ワタクシは天邪鬼です。人の世に逆らって生きる人です。
だから、このフィルムカメラを手に入れた、とも言えるかもしれない。

では、なぜ、PLAUBEL makina 67なのか?そこんところの疑問にお答えしましょう。

え~っと、まず、機械だからです。
デジタルカメラは電化製品です。アタクシの「カメラ」を使う楽しみの一つに「機械いじり」に近い楽しみがある、
と思っているわけですが、昨今のデジカメは大なり小なり電化製品と同じです。初見でも使える、それに
お金を出しさえすれば、いくらでも「綺麗であると思われる」画像が得られる。それは、高機能の電子レンジで
「美味しいと思われる」高級料理を調理するのと同じではないか?と思っているのです。
Hasselbladを使っていた時も思っていたのですが、機械は「使いこなす」のにある程度の知識と経験が必要です。
どうやったらうまくに使いこなせるのだろう?と試行錯誤を繰り返しながら使う楽しみ。機械にはそれがあります。
簡単に手に入れられる快楽ではなく、苦労するほうがその喜びは大きい。
だから、Hasselbladの後継機種として、このカメラを選んだ、というこじつけのアタクシなりの理由があります。

次は・・・そうだな、普段持ち運べる中判カメラの魅力です。
アタクシはもう10年ほど一澤信三郎帆布製の、縦型の中型ショルダーバッグを使っています。
このバッグにすっぽりと入って、バックの形が崩れず、なおかつ人と違ったカメラを持っていたい。
その理想形がこのカメラであると、昔から思っていたのです。
それはワタクシの撮影スタイルに関係するかもしれません。
アタクシは「さあ、何か写真撮りに行くぞー」というスタイルではありません。
普段の生活の中でビビ!ときた対象にレンズを向けたい、と思っているタイプです。
だから、Hasselbladではせっかくの宝の持ち腐れ、普段持ち歩くにはアタクシには荷が重い。

最後に・・・これが最大の理由かもしれません。
カメラのもっとも大切な部分は「レンズ」です。レンズの良し悪しでそのカメラの魅力が決まります。
レンズの魅力とは何か?それははっきり映ることではなく、ピンボケの部分が綺麗かどうかだとアタクシは
思っています。Hasselbladのプラナーという80㎜のレンズはとても良いレンズです。つまり、ピンボケの部分
がとても綺麗です。他のメーカーのレンズにもたくさん、ピンボケが綺麗なレンズがあります。
しかし、これらの良いレンズは比較的大きかったり長かったりして、携帯性を考えるといかがなものか、
ということになる。このカメラについているのはニッコール 80mm/F2.8 というニコン製のレンズがついています。
同じような使い方ができる富士フィルムのGF670 というフィルムカメラがありますが、撮った写真を(ネット上での
デジタル画像ではありますが)何種類も比較してみるとどうしてもマキナについているニコン製のレンズに軍配が
上がる。ピントがぼけている部分が滑らかで優しい。この美しさは何物にも代えがたい魅力です。
それが、折りたためて(その様子は次の機会に)コンパクトになる。これがこのカメラの最大の魅力です。

なんと!3年ぶりに手に入れた新しい(古いですが)カメラ。久しぶりに語ってしまいました。
えっ?物撮りして紹介しないのかって。もちろん、やらせていただきます。(誰が興味あんねんって話ですが)
機械としての造形物の魅力をお伝えできれば、と思っています。それではまた・・・

2016.01.17 ちょっと違うんだよなー
オリンパスから発売されるPEN-Fのリーク画像を見た。
なんか、違うんだよなー。
内心、もう、ワクワクドキドキだったのに意気消沈。
アタクシが昔求めていたデジタルのPen-Fはこんなのだったのだ ・・・
pendeji02.jpg
2007年の記事にアップしたデジペンの妄想を再録

デザインや機構はできるだけシンプルで、何者にも似ていない・・・それがPen-F・・・
懐古趣味と言われようが、昔のPen-Fはそこが素敵だったのだ。それなのに、新しく登場するPEN-Fは、
レンジファインダー似で、やたらとダイヤルが付いていて、フィルムPen-Fとはかなりイメージが違う。
(画像で見る限りは)
まだ、手元にあるPEN E-P1を取り出して見てみると、よっぽどコッチのほうが昔のPen-Fらしい。
デザイン考えた人、なんか、勘違いしてないか?
ワタクシの、このマイナスな印象は実物を見ると変わるのかなー、いや、変わってほしい。
だってせっかく憧れの「ファインダー」が付くのに、それに「最新」の中身になることは間違いないのに。
もし、実物見てアタクシの感性にあわなかったら、OMD買っちゃうぞ。

2015.03.23 タクソナ問題 完結
あれは去年の夏の終わり、病状悪化して入院していた友人所有のフィルムカメラ、
タクソナ(TAXONA)君が6年ぶりに帰還した。しかし、慢性的な症状には主治医もお手上げ。
それならばと自家療法で直してやろうと、同じ悩みを持つ同志のサイトを参考に施術した。
(帰ってきて半年経ってしまったけれど)

このカメラの慢性的な症状と言うのは、巻き上げが重く、重いだけでなく途中で巻けなくなってしまうというもの。
無理やり巻き上げると、ギャリって感じで空回りし、自然多重露光になってサヨウナラ・・・・。
この症状を改善すべく、ボールペンをカッターナイフで切り取り、それをスプールの中にはめ
込んで接着するという荒療治で手術を終えた。目出度し、目出度し・・・・ではあるが、再び36枚
撮りのフィルムを入れて、試し撮りを敢行したが、良くなったんだかどうだか・・・・。
巻き上げにはコツがいる。
フィルム半分ぐらいから、スムーズには巻けなくなり、二段ロケットかのように、巻き上げ途中で
いったん固くなり、もう一度ゆっくりと最後まで力をこめて巻き上げなけれならない。
このハラハラ感はやっぱり心臓に悪い。
しかし、このカメラでの歴代ショット数の最長不倒距離を更新、36枚撮りフィルム一本分使い切り、
その記録を達成したことにより、長きにわたるタクソナ問題は、とりあえずの完結をみたのであった。

002-336.jpg
TAXONA

2015.03.03 下手の道具立て part2
「下手の道具立て part1」の画像をクリックすると拡大してご覧になれますから、ぜひ見ていただきたい。
上の画像はブローニーネガフィルム、下の画像は35ミリネガフイルム。どちらもISO400のフィルムで、
掲載するために解像度を低くしているが、それでもブローニーはブローニーらしく情報量の多い、
繊細な画像が再現され、35ミリフィルムも粒子を微妙に残した画像が再現された。
色についてはまだ、研究の余地はあるが、原版はプリントしても充分耐えられる、といって
差し支えないデータになったと満足している。
もちろん、スキャンしただけのデータではない。スキャンした原版を現像ソフトで明るさやコントラスト、
彩度やその他もろもろの処理をし、それをフォトショップを使って小まめにゴミ取りをして仕上げている。
そうですねー、一つの画像に2~30分ぐらいかかってるかなー、手間がかかるねー。
現像したてのフィルムはカール(丸まっている)ことが多いから、これほどの画像ができなかったのだ。
どちらのフィルムも撮影してからもう7年ぐらい経っているやつで、自然に平板になっているフィルムだ。
つまり、スキャンする前にフィルムを辞書なんかに挟んでおいて、平面性を確保すればいいのだ。
すぐには画像処理ができないから、すぐに結果を観たい場合は没だけれど、やっぱり「道具」って使いようだねー。
下の画像は、ゴミ取りしただけで、ほぼデフォルト。GT-X970のポテンシャル恐るべし。
グダグダ言っても、アタクシがこの「道具」を使いこなせていなかっただけのはなし。

img2610001.jpg

デジタル機器だって「道具」。
安直で便利だねー、なんていうのはその「道具」を使いこなしているとは言えないね。
これだけの処理が自由自在にできるようになってこその「道具」
この話の流れでいくと、モノクロフィルムで撮影し、自家現像し、そのフィルムをスキャンする・・・ていう
新たな写真趣味の流れが見えてくる。使うカメラはピンホールカメラ。欲しいのがあるんだよねー。
え!またカメラ買うにかって?いやいや、今のは妄想妄想・・・・そこまでできればいいなーって話。
2015.03.02 下手の道具立て part1
フイルムカメラ稼働率が年々減少しているが、ついに10パーセントも満たない現状となってしまった。
様々な要因で仕方がないと言えば仕方がないが、フィルムカメラが不憫でならない。
そんな折、久しぶりにカメラ関係のサイトを見ていると、「綺麗に写らないけど味のある写真が撮れそうな」
フィルムカメラや、「画像を見るまでに時間のかかる」フィルムカメラが、続々と登場しているではないか。
そして、やっぱりワタクシが魅力的に感じるのはそんなフィルムカメラだ。
しかし、「買ってもなー、ちょっと触って終わっちまうんだよなー」となるわけだ。
そのネックは暗室作業だ。わざわざ暗室作るまで、足を突っ込む勇気も気概も今のアタクシにはない。
・・・・そんなことをぶつくさ考えながら、自分の持っているフィルムスキャナーを久しぶりに使ってみた。
ワタクシの持っているフィルムスキャナーはエプソンのGT-X970というヤツで、これが結構高級。
フイルムカメラ稼働率60パーセントぐらいの時に、勢い込んで買ったわけだが、現像に出したフィルムを
自分でスキャンしてがっかりした。写真屋でスキャニングしてもらったような画像は得られない。
このスキャナを使っている人のコメントなども、そのほとんどが使いこなせずに悩んでいるような記事が多い。
上手に使いこなせている人は、かなりの研究家で、ああでもないこうでもないと工夫をしている。
ワタクシは研究家ではないので、お手軽な方法をとって写真屋まかせだった。だから、当然、我が
エプソンGT-X970もただの普通のスキャナーに落ちぶれていたが、このGT-X970の改良版
GT-X980というのが登場して、ワタクシ達、使いこなせない派の悩みを解消してくれたようだ。
すなわち、その悩みは「フィルムの平板性が保てず、ピントの甘い画像しか得られない」というやつ。
しかし、これ、やっぱり高級だから買い替える、と言いわけにはいかない。逆に考えると、旧バージョンの
GT-X970も「フィルムの平板性」を保てれば、シャープな画像を得られるのではないか?
そこで、研究家ではないワタクシが、少し研究してみた。「平板になったフィルム」をスキャンしてみたのだ。

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