2017.01.05 ユーノス・ロードスターという回春装置
元旦を挟んで10日間。ユーノス・ロードスターを乗り始めての感想まとめ。
最新のロードスターを試乗した時、「フツーの車だなー」と率直な意見を述べた。
MTとAT、両方合わせても30分ほどフツーの道をフツーに走っただけだから当たり前といえば当たり前。
で、25年前の、車庫保管していただろう走行距離48000キロのユーノス・ロードスターはどうか?

最新はそうでもなかったんだけれど、これは幌を上げててもオープンカーなんだなー、ということ。
交差点で止まっていると、どこかの隙間からだろう、歩道でしゃべっている人の声が車内に入ってくる。
こりゃ、びっくりしましたね。クローズドの車だと窓を閉め切っていれば、外の音なんてほとんど入ってこない。
それが、風に運ばれて入ってくるかのごとき、「フワー」っと聴こえてくるんです。
・・・・ということは、走っていれば、風切り音や、ロードノイズ、エンジンの音がバンバン入ってくる。
だから、うるさい。特に高速道路はすごい。音楽やラジオの音なんかほとんど聴こえない。
聴こうとしてボリュームあげると、もう、しっちゃかめっちゃかになるから、イライラしてしまう。
だから、ステレオの音を切って、ロードノイズやエンジン音を聴きながらのドライブのほうが楽しい。
面白かったのは、舗装の仕方によってロードノイズの音が違うのを聴き分けるのが楽しいと思った自分。
それに、雨がまた良い。傘をさしているのとそんなに変わらないから、雨音も楽しめる。
逆に、幌を下げて走る方が静かに感じる。そんな音を、風が全部後ろに運んでくれるから。
奇異な目で見られるのが恥ずかしいから幌を上げて走っているけれど、ほんとうは雨以外全開で走りたい。

MTはどうか?
いや、もう別に緊張することもなく普通に使えます、60前のオヤジにとっては昔取った杵柄。
しかし、ATの発進加速は早いねー。まあ、馬鹿でもアクセル開ければ瞬時にスピードが乗るからね。
こっちは、エッチラオッチラ足と手で車速が上がるように仕向けなきゃ―いけないんです。だから、遅い。
開き直って「早いのがどうした、遅いのが悪い?」って感じ。(まっ、じくじたる思いはありますけれどね)
ただ、回転計を見るね、やっぱり。どれくらいの回転数でシフトアップすれば、スムース且つ早くスピードに
乗せられるかってこと考えるからね。今のところ、2速飛ばしで、2000回転ぐらいでポンポンつなげば、
スムースに発進加速できることがわかった。あとはもう少し早くなりたいねー。あと、バックギアに入れても
ピンポン音がならないだね。それに、駐車するとき、パーキングブレーキに加えて、ギアをローに入れる癖
があるんだけれど、次にエンジンかけるとき、ローに入れていたのを忘れてエンジンキーを回すから一瞬
車が前に動いちゃう。これはやばい、自分の癖を自分で忘れている。早くルーティーン化させたいね。

燃費はどうか?
思ったより結構伸びてるのかなー、って感じ。だいたいリッター13~14キロ走る。
しかし、燃料計がアナログだからあんまり信用できない。今の車だと「あと何キロ走れます」なんて表示す
るでしょう。あんなのないから、空っぽになるギリギリまで給油しない派だったのに、早めの給油を心がける
派になった。だいたい、400キロ走ったら給油ってところかな。

すべて手動はどうか?
今の車だと(この比較ばっかりだけど)、キーレスエントリーだとか、自動ライトだとか、間欠ワイパーとか
雨滴感応ワイパーだとか、オートエアコンだとか、そんなの全部ない。だから、全部自分でやらないと。
まあ、不便はしてないけれど、あれば便利だね。ただ、それぐらいのこと。あと、ライトを点けると「バカ」と
収納されているライトが立ち上がるの、あれ結構恥ずかしいね。そんなものより必要なのがカップホルダー。
三が日の最終日に、連れ合いと京都まで初詣がてらドライブしてきたんだけれど、カップホルダーがないから
セブンイレブンで紙製のコーヒーのカップを入れるやつをもらって代用した。早く何とかしないと・・・・。
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2016.12.29 まだ、運転している方が楽しい
今の日本の車のデザインのトレンドは、抑揚のあるデザインで、特にトヨタのデザインはぎょっとするほど
大胆で、他人事ながら「そこまでして大丈夫なのか?」「世間にウケるのか?」と思えるほど、凸凹の多い
爬虫類的なデザイン。おじさんはついていけない。しかし、売れている。

NAロードスター、見ていると惚れ惚れするデザインだ。
乗り込む前に、一度その姿を眺めてから乗り込んでいるぐらいだ。
シンプル。無駄な凸凹のないプレーンなデザインが好きなのだ。だから、写真をバシバシ撮りたいと思っている。
何年か前だか、写真家の佐内正史氏が赤いニッサンGTRを撮って「赤車」として発表していた。その展覧会の
様子を雑誌で観て、ロードスターの魅力でもあるその美しいデザインをバシバシ撮ってみたいと思っている。
やってみたいと思っているが、今は見るだけで精一杯。「撮る」ヒマがあるなら「運転する」ことに時間を費やしたい。
旅行先なんかで美味しそうな夕食が出ると、カメラを出して撮るより、食うほうに興味がいってしまっているから、
食べ終わってから「ああ、記念に写真とっておけばよかったなー」ということが多々ある、あれとよく似ている。

そんなことで、写真は後回しにして、今の課題はシフト操作ですね。特に発進から加速していくとき。
目標は、CVTのようなスムースな加速感(体感)。隣に乗っている人が「えっ?いつシフトチェンジしたの」と思う
ぐらい滑らかで、なおかつスピードに乗ってる感じ。実は、信号待ちからのスタートで、丁寧に操作すると、まわり
の車に置いていかれるし、ちょっと出足を早くすると、いかにも「シフトアップしました」という継ぎ目が露骨に体で
感じるし、何一つ満足いく操作ができない。それで、思いついたのが平坦路で、1速から2速飛ばしで3速に入れ
ること。これだと、シフトショックもなくスムースに加速して行ってくれる。ただ、やっぱりそんなに早くない。ま、普
段の運転だとこのほうがストレスなく運転できる。こういう使い方、良いのかどうかわからないけれど、「スムース」
という点では課題を少しクリアーできたかな。

2016.12.26 冬のオープン、正解
オープンカーといっても年がら年中オープンで走ることはない。
ほとんどクローズドで使うだろう。特に日常使う「これ一台」だから、ほとんどが「ケ」。オープンは「ハレ」

「ハレとケ」とは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。
民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの
「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表している。 Wikipediaより転載

で、試してみた。寒空の下での「ハレ」 結論、正解。(もちろん、雨は降っていない)
「こんな寒い冬にオープンで走るなんて・・・・」というステレオタイプ的見解は払拭したほうがいい。
オープン乗りの意見を調査(ネットで)してみると、オープンは秋から冬に限ると。
初日は無防備でやってみたが、外気温3度ぐらいだとさすがに肩から上が寒風にさらされるので、小一時
間も走ると寒くなってくる(ただし、下半身はヒーターが効いているから暖かい)。二日目はニット帽とネック
ウォーマーで上半身を防寒すると、3時間ほど走ったが、快適快適。完全防備のバイクツーリストの姿が
気の毒に見えた。(彼らはそんなことはへっちゃらなんだろうけど)、ただ、日差しがねー、目が疲れる。
曇っている方がベストかも。(まあ、サングラスかけりゃ、いい話)

夏はどうなんだろうね。
アジジな夏の直射日光と路面からの照り返しのサンドイッチ効果で、死にそうになるのかな。なんとなく
「夏のオープンカー」なんてイメージがあるけれど、たぶんイメージだけで、気持ちが良いのは高原の
ワインディングロードだけなんだろうな。(そういえば、遠い昔、バイクで八ヶ岳周遊道路走ったけれど、
走りながら「ワオー!」と叫ぶぐらい気持ちよかったな。)
ベストシーズンは5月前後かな。紀伊半島には「高野竜神スカイライン」っていうワインディングがあるし、
大台ケ原に向かう道も良いし、奈良の五条から和歌山の新宮市に向かう国道168号も山岳道路的だし、
結構楽しい道は多い。普段の街乗りは「ケ」だけれど、「ハレ」て運転できる道もたくさんあるから、今から
楽しみだ。

2016.12.25 人馬一体、という感じ
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二日間で350キロ走ってみた。
この車からマツダは「人馬一体」というテーマで車を開発している(らしい)
「人馬一体」とは、騎手と馬の心が一つになったかのように、巧みな連携をすることを言う。
騎手が初心者だから(というか、なまくらだから)、馬はその力を十分発揮できないでいる(ように思う)
でもね、その片鱗、もしくは手ごたえを感じた350キロだった。

このロードスターを記事にした色んな情報で、「運転手がハンドルを切った通りに車は向きを変える」と
いう、その常套句が少しわかったような気がした。まあ、素人さんだから「感じ」だけかもしれないけれど、
コーナーへ侵入して行って、自分が思った「これくらいかな?」という操舵角にハンドルを回すでしょう、
すると「スパ!」っと、車は向きを変えてコーナリングしていくの。例えば、右コーナーで、これぐらいのス
ピードならこれぐらいの操舵角にハンドルを切れば、センターラインぎりぎりをなめてトレースするんだろ
うなー、とコーナーへ入っていくと(文章にするとのんびりした感じですが、そんなにのんびりしてない)
センターラインをはみ出しちゃう。つまり、お別れしたレガシーの感覚でコーナリングすると、レガシーより
早くクリッピングポイントに点いちゃう。
注※ クリッピングポイントとは・・・・・
コーナーをもっとも速く走ることができるベストなコーナリングライン上で、コーナーに対して最内側に位
置するところ。それぞれのコーナーで位置は異なるが、そこを確実にとらえて走れるかどうかでコーナリ
ングのスピードは変わってくる。アウト・イン・アウトのコーナリングラインでは、インの位置がクリッピング
ポイントである。 Weblio辞書より転載

スピード感に「ビビってしまう」からそうなるのだ(最近の、騒音・振動・ハーシュネスに優れた快適な車じゃ
ないから、自分が感じているより実際のスピードは遅い)、という見方もできるが、どんな場面でも「よっこ
らしょ」と向きを変えることもなく、「おっとと」という感覚のコーナリングもなく、気持ち良く曲がる。
「ハンドリングマシーン」という言葉を思い出した。騎手の「曲がろう」という思いが、馬の伝わっている?
あと騎手が技術を磨かなければならないのは、ミッション操作だね。オートマチックに慣れてしまった、な
まくらな左足と左手の感覚がどうも上手くリンクしてくれない。もう、ドタバタ。早く上手くなりたいなー。

2016.12.25 さよならレガシー、こんにちはロードスター
足かけ9年、走行距離225000キロ。色んな所へ行ったな。
最後の長距離は、北但地方へのロングツーリング。
とても快適で疲れ知らず、どこまでも、いつまでもハンドルを握っていられた。
スバル・3代目レガシーツーリングワゴン。エンジンは人気者のターボではなく、素の2.0L SOHC 16バルブ。
だから、エンジンはちょっと非力だったけれど、がちがちに固められてはいないサスペンションと、ロングホ
イルベースが「ちょうどいい」乗心地。それにスバルお得意のスポーツ四駆が功を奏してか、コーナリングの
安定感も高く、ワインディングを走るのが楽しかったなー。「スポーツドライビング」なんていう単語が頭の
片隅をよぎる。今まで乗り継いだ車のなかで最も別れがたい一台。アタクシだけではない、友人は自分の
車でもないのに、最後に写真を撮ってくれた。嫁も「最後に記念撮影しておこうよ」と誘ってくれた。
「愛車」なんて言葉は、今の世の中、陳腐で古臭い言い方ではあるのだろうが、まさに「愛車」になった。
そんな「愛車」と引き換えにやってきたのが25年落ち!の中古車。ユーノス・ロードスター・・・・・・

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